異邦人 ／ 久保田早紀

夜長にうたう　その21

生声&生ギター、エフェクトゼロで
ふと思いついた曲を歌います。
久しぶりに歌う曲ばかりなので
間違ったりたどたどしく弾き語りますが、そういうものです。
納得してご覧ください。(・∀・)

異邦人 / 久保田早紀

子供たちが　空に向かい
両手をひろげ
鳥や雲や夢までも
つかもうとしている
その姿は　きのうまでの
何も知らない　私
あなたに　この指が
届くと信じていた
空と大地が　ふれあう彼方(かなた)
過去からの旅人を
呼んでる道
あなたにとって　私
ただの通りすがり
ちょっと　ふり向いてみただけの
異邦人

市場へ行く　人の波に
身体(からだ)を預け
石だたみの　街角を
ゆらゆらと　さまよう
祈りの声　ひづめの音
歌うようなざわめき
私を置き去りに
過ぎてゆく　白い朝
時間旅行が　心の傷を
なぜかしら　埋めてゆく
不思議な道
サヨナラだけの手紙
迷い続けて書き
あとは哀しみを　持て余す
異邦人