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ハコZINE読みます 5日目

ニネンノハコの店番をしてます委員鳥です。
大門文芸市で手に入れた、ハコZINEの感想を掲載順に書いております今日は5作品目。

一応今回も目次を載せますね。

7作品中5作品目。後半に入りますな。
私の積ん読をチラつかせながらハコZINEを撮る


生温いハコの底から まよいばし

感想〉冒頭から「箱の中身には碌なもんが入ってない。(と相場が決まってるんだ!)」と。そこで浦島太郎の玉手箱とならんで葬送のフリーレンで主人公が頭から食べられてしまうミミックが出てきて面白い。そうかそう言われてみれば箱って危険だな、と思って読み進めると

「その点ニネンノハコという箱はわかりやすく、安全である。」と来る。
なるほどねそれを言うための対比としての冒頭ね。と関心し楽しくなってしまう。


どうして安心だと思うのかをハコの外観、SNSでの発信、ハコの構成員たち、ハコで開催されたイベントの紹介でそしてまよいばしさん独特の言い回しで伝えてくれる。
そんな中で ハコってどんなところなの? という問いにも答えてくれている。その中で私が一番好きな表現が


「何をしてもいいし、何もしなくてもいい。その、少しゆるい空気を纏った空間」

うんうん。私がお客さんとして行っても、ハコの店番として行ってもしなきゃいけないことって何もない。何かして欲しいんじゃないかと思わせてくる雰囲気、そういう空気感すらない。まよいばしさんはその空気感を「湯加減は絶妙に生温く、いつまでも浸かっていられる気分になる」と表現し、最後の段落では冒頭で出てきたミミックと共にタイトルを回収している。この書き方大好きなんですけど!


ここに書き出した言葉以外にも、お気に入りの言葉がある。読んだ人はみんないくつかお気に入りの言葉が見つかってるんじゃないだろうか。ハコで会った時にでもこっそり、もしくは声高らかに教えて欲しい。


感想後半戦突入しました。ニネンノハコ友達も多数参加している本の会に行って〝ハコZINEの感想を書いています。次の感想をもうすぐ載せるように頑張ります〟的なことを言ってしまったので笑 頑張りました!

次の感想もぼちぼち頑張ります。

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