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目と目がくっつきそうな印刷屋



あごが疲れはてた
30日目の昼

もうすぐ目と目がくっつきそうな
印刷屋が
頭から離れなくなった

その男に夢の中で
会うために

いつになく
筋肉強化をひたすらした

疲れはてて
眠るためだ



あごが私を横目で
笑っていた


私は皮肉を買うように
めしを眠りにつくまで
食わなかった





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