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タイムウォーリアー Lesson 34. 人の痛みに接し落ち込むあなたへ

 「すぐに凹んじゃうんです」という人、きっといますよね。何かを始めるためには落ち込んだ心は不向きだ、とわかっているけれども、凹んでしまう人。でも、人の役に立ちたいと思っているのなら、それが上手な時間の使い方ではないのは明らかです。早めに手を打ちたいところです。

 例えば、2010年に大地震のあったハイチや、チベットや、スラム街の状況が悪化したときに、「思いやりをもって」当事者の痛みを我がもののように感じ、心を病むほどに痛めるべきだ、という考え方は、助けにはなりません。

 このときの問題は、チベットにあるわけでも、ハイチにあるわけでも、スラム街にあるわけでもなく、その人の心の中にあるのです。なぜなら、有史以来、ハイチのような状況は常に存在してきたからです。

 タイムウォーリアーが抱くべき問いは、

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