【散文】 ロールプレイングの隆盛
胸がつぶれそう
誰にでもなく、心苦しい
こんな感じは、初めてじゃない
一体 どんな時だったかな
求められる要件を満たせない
そういう自分への歯痒さを
強いときにははね返せる
ノープロブレム、マイペンライ
人間なんてそんなもの
だけど負荷が盾で覆い切れなくなると
歯痒さの矢尻が雨のように軀に降り注ぐ
歯痒さの弓を引き続けるのは他でもない自我
なんてことない自己免疫疾患
どうして僕らは助くべき同胞に
こんなにも不寛容になってしまったのだろう?
監視されたように振る舞い
考え方すらも検閲付き
他人の期待に応えることで得られる評価と報酬に
僕たちは手なづけられたのかな
胸がつぶれそう
誰にでもなく、心苦しい
何度となく囚われの身になるハート
彼女を自由にするために
僕は何度でも振り出しに戻る
宿でHPを回復し 魔法のキノコでMPを上げて
ライフは獲得できるし
失敗なんて相対的なものなのだから
***
「失敗」なんて、気にしなかったら、どうともないのです。気にしない強さやエネルギーがあるときは、へこむこともない。途方に暮れてしまうのは、それが跳ね返せない程心が弾力を失ったとき。とほほ~、って、自分の内側に、吸い込むようにベクトルを受け入れてしまうのです。
そんなことを、今日も真っ直ぐに停められない車を見ながら、思うのです。車両感覚なのか(でもバックモニターも付いてる)、わたしが車を真っ直ぐに停められる確率は1/2。徒競走はいつでもダントツビリ。ボールを持たせたら突き指。
そういう自分のトロさを、他でもないわたしが、愛でて讃えていたいんだよ。
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