廻向

廻向

同じ光をみる現人神との
廻向は愉しきもの

然しそれに依り寄りては
成さぬ事成せぬもの

かのひともかみ 吾のひともかみ
それぞれが地に柱建ててこそ
嬉しうれしじゃ


同じ灯に両手をかざしたひとの
同じまどいせざるを嘆くは
心痛めども,致し方なきもの

如何にいかに処せむ,
いかにいかに道を分かたむ?


そなたの尊厳を信じてこそ,
甘言を慎み,その交信を沈黙せん
それが分からで,いかにこの生を共に生きよう?

智未
令和三年十月一日




『いのちのじかんのまもりびと』翻訳出版準備中

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