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Love Me If You Dare|恋心、という狂心
今日は、恋を描いた映画について、書きたいと思います。
ペンギンハイウェイ
娘のススメで「ペンギンハイウェイ」というアニメーション映画を観ました。街に突然、大量発生するペンギンの謎と、主人公の小学校4年生の「少年」が近所の「お姉さん」に抱く恋心が、軸になってストーリーが展開します。
物語のあらすじは端折るとして、恋心が少年を動かし、前を見る原動力になっている描写――この線に、私は弱いのです。
恋は、訳が分からない。それなのに、恋する対象が自分の審美的価値感に、ぴったりと沿っている。それは、価値観が先にあって、それに合った対象が後から現れたのか、それとも目の前の対象に合わせて自分の価値観がスライドしたのか――ペンギンが先か、卵が先か。両方一緒に創られたのかもしれない。なんてロマンチック。
生まれてきた目的、みたいなものと深く関わるような気がして、この恋心――トキメキが彩る世界というものに、私はいつでも強く惹かれます。
Love Me If You Dare「世界で一番不運で幸せなわたし」
対象のことが、好きで好きでたまらない。その正体は分からないけれど、そこにアクセスするためであれば、常識なんて軽く飛び越える。
恋心を実らせるためであれば、どんな犠牲も惜しまない。むしろその犠牲の量で、その愛の重量を計る――という遊びに絡めとられた二人の、いわばクレイジーな恋を描いたフランス映画です。
…大好き。
バラ色の人生はあなたなしでは有り得ない。
Befikre
クレイジーな恋、インド版。多分、上記「世界で一番~」のインド版リメイクだと思う。
そこにダンスが入るから、圧巻。恋はパッション、ダンスでパッション。
いま、全国公開されて(少なくともわたしのtwitter界隈では)話題沸騰の「WAR ウォー!!」という映画でもヒロインを演じている女優さんが、やはりメインロールをされているのですが、断然、こちらの役柄が――一人の女性の人間味が表れていて、素敵だな、と思います。
そして、ダンスが、美しい。
恋心、という狂心
恋心を実らせることは、あなたの人生でどれぐらいウェイトを占めていますか?あんまり、意義を感じませんか?結婚したりしばらくお付き合いしたら、相手のアラも見えてきて生活感が出て、程度の差はあれ一人の人への恋心はしぼんでしまうんでしょうか。代わりに、安心感みたいなものを育て保っていることが、家族として長い時間を共にしていくために、機能するのでしょうか。
たとえ実ることがなかった恋心でも、ある人と共有した時間や人生観のようなものが、その先一生、私たちを支えてくれたり、勇気をくれたりすることが、あります。
もしかしたら、実らない恋の方が、そういう役割を持っているのかもしれないなー
…なんて、強がりでしょうか。
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