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“戦うスローライフ”に新星あらわる!!「ハーヴェステラ」への期待が止まらない

「ゲームならではの楽しさって何?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?

映画でも読書でもスポーツでも味わえない、ゲームにしかない楽しさといえば。


・・いろいろあると思いますが、ひとつには「自分じゃない誰かの人生を体験できること」というのがあります。

画面の向こうにいるのは自分じゃないけれど、自分で操作できて、思うままに行動できる。
だから、自分にはできないはずのことですら、なんでも自分の意思でできる。
これはゲームでしか味わえません。


そんな、ゲームの楽しい部分を最も引き出しているジャンルのひとつが、「戦うスローライフ」です。


6月28日のニンテンドーダイレクト ミニでは、このジャンルのゲームに期待の新星が現れました。

というわけで、この機会に「戦うスローライフ」の魅力をお伝えしたいと思います。


生きてるからこそ、熱くなれる!

”戦わないスローライフ”の名作「あつまれ どうぶつの森」。

スローライフと聞いてまず浮かぶのは、田舎に住んでまったりと毎日を生きるイメージ。料理とか釣りとかするのがお約束。
ふつう、戦いとは無縁です。


ところがゲームの世界では、スローライフとバトルは相性バツグン

スローライフをラーメンのダシだとすれば、バトルは秘伝のタレ。混ざりあうことで、最後の一滴まで楽しめる一杯が完成するんです!


○魅力その1 あふれるリアリティ

スローライフゲームでやることは、大体リアルの延長線上にあることです。
だからこそ、どんな人でもゲームの内容を理解できて、熱中することができるのだと思います。


そして「戦うスローライフ」は、そんなリアルに近い世界の中にバトルがあるのがミソ。

”戦うスローライフ”の代表作「Stardew Valley」
町のはずれに、モンスターの住む鉱山が広がる。

日常生活と平行してダンジョンに乗り込んでいると、おのずと「自分が戦ってるんだ!」というリアリティを感じやすくなります。


アイドルとかスポーツ選手のプライベートを知ると、その人のことをもっと好きになれるのと同じです。たぶん。

物語の主人公とひとつになって敵を討つ瞬間の、圧倒的高揚感・・!
この先は言葉では表せません。


○魅力その2 なんでもありの戦略

「戦うスローライフ」が面白いのは、スローライフの成果をバトルに持っていったり、その逆ができたりすること。

”戦うスローライフ”の傑作「ルーンファクトリー4 スペシャル」
料理を味方にプレゼントすれば、回復・好感度アップ・ステータス強化の一石三鳥!

例えば料理。
普通のスローライフなら、作った料理は売ったり飾ったり、プレゼントしたりして使うものです。

「戦うスローライフ」ゲームでは、これに加えて「回復アイテムとして使う」が加わります。

さらに、バトル中の味方キャラクターに料理を渡し、回復と好感度アップをダブルで狙う・・!なんてことが可能なゲームも。

そしてダンジョンで集めた素材などは、料理や鍛冶の材料としてスローライフの糧になります。


他にも、生活とバトルが混ざっているおかげで斜め上の遊び方ができることが珍しくありません。

街のクイズ大会では、バトル用の武器を使ってライバルを物理的に蹴落してもOK。
(3DS版「ルーンファクトリー4」より)


○魅力その3 高い自由度!

スローライフがゲームの中心なので、バトルに行くかサボって街で過ごすかが基本的にプレイヤーの自由


スローライフの成果をバトルに活かせる以上、バトルを後回しにする遊び方がかえって効率的だったりすることも珍しくありません
この点が、「スローライフ要素が付いた戦うゲーム」とは違う、「戦うスローライフゲーム」の特徴じゃないかと私は思っています。

「ファイアーエムブレム 風花雪月」。
修道院での生活にスローライフ要素があるけれど、戦いの本業を捨ててはクリアできない。

戦って世界を広げるか、街で力を蓄えるか。
あるいは全部ほっぽり出して住人とのデートに勤しむか
自分の意思でいつでも選べるのが、「戦うスローライフ」ならではの面白さです。


さらに、戦いに区切りが付いても(クリアしても)スローライフは続きます
ゲームによってはクリア後のやりこみダンジョンが用意されていることもあり、気づいたら何百時間と遊んでいた・・なんてことも。


スクウェア・エニックス新作「ハーヴェステラ」!

6月28日のニンテンドーダイレクト ミニで公開されたゲーム「ハーヴェステラ」は、そんな戦うスローライフゲーム期待の新星

主人公は季節の移り変わる町の中で、農作業や住民との交流をするかたわら、町を出てモンスターらしき敵を討伐し、世界の謎に挑む冒険を繰り広げます。


映像を見る限り、このゲームが「ルーンファクトリー」「Stardew Valley」のような「戦うスローライフ」の系譜なのはほぼ間違いありません。このジャンルのゲームはなかなか出ないから、本当に嬉しい・・・!!


とはいえ、本作の情報は公開されたばかり。もしかすると、この記事で挙げたのとは全く違う魅力が「ハーヴェステラ」にある可能性も。

RPGで有名なスクウェア・エニックスさんの作品というのもありますし、どちらかと言えばバトルに重きを置いたスタイルなのかな・・?と私は予想しています。


実際、本作では季節の変わり目に“死季”が訪れ、街や農作物を蝕むという要素があるのとのこと。

本作ならではの要素、“死季”。その恐ろしさは、街の住人がステイホームを決め込むほど。
(「ニンテンドーダイレクト ミニ」公開映像より)

まずは戦って死季の謎を解き明かさないことには、穏やかなスローライフは望めないのかもしれません。

今までの「戦うスローライフ」にありそうでなかった、序盤から緊張感のあるストーリー展開への期待が高まります。



生活とバトルの両輪で、ゲームの世界を余すところなく楽しめるゲームジャンル「戦うスローライフ」

「ハーヴェステラ」がその魅力に新たな可能性もたらす日、2022年11月4日の発売日が楽しみです。


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