神歌(かみうた)



ちはやぶる 神のひこさの昔より
久しかれとぞ祝ひ
そよやりちや

およそ千年の鶴は 萬歳楽と謳うたり
また萬代の池の亀は 甲に三極を備へたり

渚の砂(いさご) さくさくとして
朝(あした)の日の色を瓏(ろお)じ

瀧の水 玲々として夜の月
あざやかに浮かんだり

天下泰平 国土安穏
今日の御祈祷なり

ありはらや なぞの翁ども
あれはなぞの翁ども そやいづくの翁
とうとうそよや

千秋萬歳のよろこびの舞いなれば
一舞 舞はう 萬歳楽
萬歳楽 萬歳楽 萬歳楽




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