第52回 ミノックス写真展
半蔵門JCIIの地下1階、クラブ25へ。
日本ミノックスクラブ主宰の
第52回 ミノックス写真展へ。
8mm×10mmの極小サイズのネガから大伸ばしにしたプリントがズラリ。
流石にざらつきが目立つものも有るが、それでもこのサイズのネガから伸ばしたとは思えない出来。
圧巻は、スミソニアン博物館のDC-3を撮ったもの。
B0の大伸ばし。
テクニカルパンをテクニドールで軟調処理したネガとは言え、鮮明さに驚く。
どれくらい鮮明かと言うと、DC-3の上に見切れているフォード トライモーターの胴体の「Trimotor」の文字が読み取れる。
好事家の好事家ぶりが他のカメラと違う所は、仲間を増やそうとする執念にも似た熱心さ。
関連書籍だけでなく、使用する専用フィルム、現像機器や薬剤、引き伸ばし機の頒布まで至れり尽くせり。
若し、このカメラに興味を持ったら、名札を付けている出展者に声を掛けて見て欲しい。
善意の石で敷かれた道で、あなたを魅惑の世界へ誘ってくれることだろう。
(2024.10.27 記)