Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 Oshiage Shupines Festival編!
お盆前進行と言う名の地獄からほうほうの体で逃げ出し、押上へ。
積み残した仕事はまぁ、来週の私が頑張るだろう。
開場待ちの客の話題は、石川五右衛門に対する石川十右衛門的な名称の、「虹のコンキスタドール」の類似品みたいな名前のグループの新メンバー加入についてのあれこれ。
行ってみようとしている人、二の足を踏む人、ヤケクソな人。
さまざまな人間模様。
「山手線全駅ビラ配りチャレンジ」でShupinesを知った人がちらほら。
不愉快な事の起きにくい平和な現場なので、二度三度足を運んでくれると嬉しい。
セットリスト
某フェスの次の出演者呼び込みのSEを、口でやる藤乃さや。
馬鹿々々しくて良い。
盛り上がる曲だけで押しまくる、フェスに特化した構成。
客もいつにも増して元気。
横音ひな
三つ編みを細く一本つくって混ぜたツインテールにパリピサングラス。
ピンクにアボカドの切り口がちりばめられたアロハは裾を結んで。
白いデニムのキュロット。
グイグイくるキャラクターと、ちゃらちゃらした服装。 謎の親和性。
矢野桜子
ポニーテールを作ってから纏めたお団子。
KISSのツアーTシャツに、黒のティアードスカート。
ジャージのように白の側線が2本入っているのが面白い。
星乃綾夏
りんごヘアー
白のロンT。
書いてある文字列が星乃の服にしては普通なので訝しく思っていたら、横音から借りたとの事。
葵葉ほのか
ヘルメット感のあるミドルボブ。
黒のShupinesTシャツに甚平のパンツ。
近所のお祭りに行く人感のあるほのぼのコーディネート。
藤乃さや
藤乃にしては高めのポニーテール
白のShupinesTシャツにデニムのショートパンツ。
手足がスラリと長いので、手足を出すと映える。
最近の Shupines、「平和な村で暮らすのほほんとした4人の女の子」と「迷い込んでしまったカヌー部の人」の異文化交流のようなやりとりが、楽しい。
「おむすびころりん」的世界。
葵葉ほのかがよくやる「りんごヘアー」(頭頂部でひとつ結んで横に垂らす)。
「私だけを見ろ」的なギラギラした蠱惑の対極にある、圧と湿度の低いかわいらしさ。
脂っこくないので胃にも心にももたれないのが良い。
能動的に頑張って楽しみたい人は能動的に頑張って楽しむことも出来るし、受動的に心平らかに愉しみたい人はそうしている事も出来る。
それぞれの楽しみ方が対立せずに併存できている。
そこが Shupines の現場の心地良さの要素の一つ。
(2023.08.04 記)
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