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『アパートメント眞世界』/壱號室「新宿」(再訪)

今年の写真展納めとして、ギャラリー・ニエプスへ。
開催最終日の『アパートメント眞世界』/壱號室「新宿」にしばし滞在。


ざっと見て出て行く(合わない)人もそれなりには居ると思うのだけれど、食いつきが良いというか、来場者と出展者との対話がそこここに発生。
狭小な区割りなのだけれど、滞留が発生しても、「気遣い」はあり、それはそれとして楽しめるようになっている。

一風変わった展示方法、作品制作の手法も、思いついたところで立ち止まらず、突き詰める工夫と試行錯誤の末に出来上がったもの(または過程の披露)としてそこにある。
話を聞く為に、つぶさに見る為に、待つ意味が「視覚」」「聴覚」「嗅覚」、それらをひっくるめた「その場にいる感覚」として伝わり、待つ意味が感じられると、人は待つ。

その場に行く、その場で見る、その場で感じる事に意味がある。
体感するものとしての写真展の到達点の一つとして、暮れに良いものが見られた。

(2022.12.30 記)

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