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Symdolick 定期公演 歌舞音曲 Vol.10 〜 BON ODOLICK 〜
開場/開演時間を30分後ろに勘違いしていて、ゆとりを持って出かけたつもりが開場には間に合わぬ失策。
ナントカ開演には間に合わせて、撮りにくいなりに撮れそうな場所に入れていただく。
Symdolick(浴衣)
年に一度の BON ODOLICK 。
前半は Symdolick が浴衣でのライブ。
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セットリスト
Overture
1. ごめん
2. 花火 / aiko(文瀬・氷ノ Cover)
3. 夏祭り / Whiteberry(神咲・石川・雨音 Cover)
4. ポニーテールとシュシュ / AKB48(Cover)
5. magical sweetie
6. ENDLESS LOOP
着付けも出来て浴衣も貸せる分まで持っている石川野乃花、着こなしの引き出しのある文瀬朱。
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髪の長い石川、氷ノ、神咲は髪をアップに。
抜いた衿から覗くうなじが美しい。
外部スタッフを雇わなくても着崩れない、映える着付けが出来るのが Symdolick の強み。
激しい曲もありつつ、和やかな夏のお祭り。
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会場が温まったところで Shupines の紹介。
この夏の大規模アイドルフェスへのトライアルが急に決まって、配信のタイムテーブルや告知方法など、多岐にわたって的確なアドバイスをしてきた横音ひなへの感謝の弁など。
Shupines
「いつもの自分たちを見てもらう」と言う事で、いつもの衣装でのライブ。
持ち時間もたっぷり30分。
息を整えるMCなども特に設けず、ダレ場の無いライブ。
セットリスト
Overture
1.テトテ
2.Happiness
MC
3.Cheese!
4.オニオングラタンスープ
5.カラフルチェリー
6.泣き虫おもちゃ箱
息を整えるMCなども特に設けず、ダレ場の無いライブ。
序盤は何時になく緊張しているように見受けられたが、すぐに解れて、いつもの明るく、楽しく、平和で可愛らしいShupinesに。
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加入から3か月。 横音ひなの習得が早いようで、元々豊富にある楽曲のうちかなりの曲数を客前で出来るようになってきており、座持ちが良い。
Shupines の良さは「虚飾の無さ」。
葵葉ほのかが象徴的だが、楽しそうな振る舞いに装ったところが無い。
生成りな表情と振舞い。
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くしゃっと笑ってクシャッとなり過ぎるところまで含めての愛らしさ。
葵葉ほのか は、十円あげたくなる「国民の孫」。
特典券1枚での「10円あげられる権」の設定が待たれる。
横音ひな は、既成のライブアイドル文化の外の世界から来たので、振る舞いの全てが新鮮。
カヌー部的解釈でやる「アイドル」。
表情も、仕草も、声も、あらゆるものが大きい。
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矢野桜子 は、ニヤニヤ寄りのニコニコと、ここぞという所で見せるクールビューティーぶりの落差が面白い。
で、また、客席を実に良く見ている。
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星乃綾夏 は、褒められると綺麗になって行く典型例。
元々の良さに自信が加味されて輝きを増して行く、良い循環の中にいる。
「照れ」が自虐に向かないので、不快なところが無い。
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藤乃さや の、人間味と人間力。
追加メンバーとして入ったグループでリーダーを任され、出会いと別れを繰り返しながら人として成長して行く。 生き様で魅せるアイドル。
年表にすると「出会いと別れの激しさ」に驚かされる Shupines だが、らしさを保ちつつより良くなって在る現在を下支えしてきたのが藤乃さや。
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Symdolick(青衣装)
後半は、いつもの衣装に着替えて、より早く、より強く、より激しく。
充分燃料が気化しているところに、良いタイミングで挑発するように着火する文瀬朱。
燃え残りに囁くように酸素を吹き込む石川野乃花。
客の方も、気持ちよく転がされている。
セットリスト
Overture
1. あいまい熱帯夜
2. 体温
3. Regret
4. JOKER,ACE
5.GAME
6. 朝焼けミラージュ
7. HANDS
8. キボウノヒカリ
浴衣では表現しきれない「速さ」と「激しさ」を見せる事に主眼を置いた構成。
今出来る事をやり切った Shupines に応える形。
2マンでも3マンでも、こうした相乗効果が生まれるライブが見たい。
(呼ばれて出て来て三味線弾いて帰るような連中は金貰っても見たくないという事は繰り返し述べておきたい。 そう言う所は客筋も悪い。)
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以前は「撮りにくい人」の代表格だった神咲くるみ。
軽みが出て、写真に撮って映える表情になる時間が増えた。
(映えすぎてフランシス・デ・ゴヤの『我が子を食らうサトゥルヌス』みたいな顔になった場合はボツにしている)
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客の温度、湿度、潜在的熱量を計りながら煽る文瀬朱。
私は挑発的な煽りを好まないのだけれど、文瀬朱のそれには感心させられることが多い。
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前に前にと出てはこないが、気がつくと、横に、後ろに石川野乃花。
文瀬朱が火を点ける煽りをしてから間をおいて、「ぽそり」と囁くように助燃剤を入れて来る巧さ。
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石川野乃花には人を狂わせる何かがあり、取り込まれぬよう精神的距離を保つのに苦労する。
すっとぼけた顔でヘラヘラしていたかと思いきや、ギラついた表情と鋭い歌声で客を唸らせる雨音凜子。
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ふわふわキリリ、表と裏が目まぐるしく変わる氷ノ黎。
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狎れ合わず、突き放しつつ寄り添う。 胸を借りてやれることをやり切る。
ワロップの、先輩/後輩グループの対バンライブの良さが出た定期公演だった。
(2023.08.19 記)