初めて髪を染めた、あの日

遠い記憶を、呼び起こしてみる。


本日は、お題を基に綴ってみよう。

わたしが、生まれて初めて髪の毛を染めたのは20歳の頃。
当時は、一応音大生で寝ても覚めても音楽漬けの日々だった。

20歳にもなったし、成人式も迎えるからということで髪の毛を染めることに決めた。

最初に染める色は、ずっとこの色にする!と決めていた。
その色は、なんと、【青色】。

青色は、今でもずっと好きな色だ。
深い青色は、特に落ち着きがあって好きだ。

わたしは、母共々お世話になっている美容院がある。
その美容院に、わたしは物心が付いた頃からお世話になっている。

わたしが初めて髪の毛を染めた時から、わたしよりほんの少しだけ年上のお姉さんがずっとわたしの担当だ。

最初、「青に染めたい!」と言った時は、全員に驚かれた。笑

当時一度も髪の毛を染めていなかったわたしは、カラスのように黒々とした…THE・真っ黒!!な髪色だった。
そんな髪の毛から脱色し青色に染めることは、非常に難しいと言われた。


けれど、わたしは青色に染めてもらった。
結果としては、全頭で青に染めたのに…結局黒戻りしてしまった。笑

それだけ、真っ黒な髪色の人間が青色に染めることは難しいということを身を持って証明した。

担当からはめちゃくちゃ謝られて、個人的に申し訳ないと思った。


その後どうなったか?
なんと、グラデーションという形でわたしは念願の青髪を手に入れたのだ!

全頭青染めは失敗したけれど、毛先に向かって青色に染められた。
しかも、グラデーションで染め直した時はなんと無料だった。

青色がキープできなくても、色落ちしていくとシルバーに変化していった。
その変化がまた綺麗で、わたしは青色に染めて大正解だったと感じた。

そして、成人式の着付もその美容院にお願いした。
その頃には、毛先が青〜シルバーのグラデーションになっていて、ヘアアレンジとか写真に映えたのを覚えている。

今はもう、年齢だったり職業柄派手色に染めることはできない。
けれど、もし派手色に染めることができるなら、わたしはもう一度青色に染めたい。



髪を染めると、気分が上がる。
初めて髪を染めたあの日は、わたしの人生の中で自分らしさを出せた日。

#髪を染めた日

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