「40代で転職」か「残るか」を選択するときに考えておくこと

セカンドゴングのBBです。

40代にもなると、今の会社でこのまま働き続けていいのかどうか、疑問をもつ人も少なくないでしょう。

働き方が多様化する現在、好待遇のベンチャーへの転職、副業や起業でFIREなど、うらやましいような条件のよい情報を見ると、つい気持ちが揺れてしまいます。

また、45歳で早期退職の募集を始める会社も出てきました。

40代は住宅ローンや教育費など支出が多い時期です。転職をするにしても、年収が下がることは避けたいところです。

「転職して年収を上げられるのか」、それとも「今の会社に残るのか」を選択をするときの一つの指針があります。自分の市場価値がどの程度なのかを知ると、不安や迷いのある状態から、転職するか残るかの決断ができるようになります。

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市場価値とは

端的に言うと、自分の市場価値とは「転職市場で自分がどのように採用側に評価されるか」という指標のことです。

市場価値は、自分と同じ職種やスキル、資格などをもった人材が充足しているのか、不足しているのかによって決まります。

需要が高い分野で人材が不足していれば、市場価値は高くなります。自分の売り時を知って、年収を上げて転職できるからです。

仕事の能力が高くても、転職市場での需要が少なく、人材の供給が多ければ市場価値は高いとはいえません。

市場価値を高めるためには、他の求職者にはないスキルや能力、経験といった付加価値が必要です。また、転職市場を知らないまま安易に転職すると、年収が下がる危険性があります。

自分の市場価値をどうやって見つけるのか

では、どうしたら自分の市場価値がわかるのでしょうか。自分の市場価値を知る方法を紹介します。

結論からいうと、在職のままで転職活動を始めてみましょう。
次の3点を実践してみてください。

1．転職サイトに登録してスカウトを待つ

企業からお声がかかるかどうかということですね。登録する際は、資格やスキル、能力、職務経歴などを充実させることが前提です。アピールポイントが少ないと、オファーまで至らないということに注意しましょう。

また、転職サイトのなかにはWeb上で適正テストを実施し、年収の適正を測ることができるところもあるので参考になります。

2．転職エージェントに相談する

多くの求人案件を抱えている転職エージェントへに相談することによって、自分の市場価値の現状を知ることができます。

すぐに転職しないとしても、転職エージェントからアドバイスを受けることにより、市場価値を高めるために必要なスキルや能力、将来性を知ることができます。

3．キャリア相談を利用してみる

転職だけが正解ではありません。今の会社に残り、退職金を満額もらったほうが正解ということもあります。

そのためにはキャリア相談の中立的な立場で検討してもらい、そこで得た情報を元に、自身の市場価値を知るとよいでしょう。

キャリア相談には、有料・無料があります。経済的負担は少ない方が望ましいでしょうが、複数のキャリア相談をしてみることも必要です。

市場価値は変化する

ただし、労働市場は変化することも覚えておく必要があります。
誰にも分からないことですが、40代で転職した会社の業界全体が10年後や20年後に低成長期になると、退職までに給与水準が下がる恐れがあります。

また、40代で転職すると退職金が期待できなくなります。多くの企業は勤続年数に正比例して退職金が積み増される訳ではなく、勤続25年以降から急カーブで上昇し始め、最終の役職で決まります。年収がアップするということは、退職金が期待できないための割増分と考えることもできます。

まとめ

年収を上げて転職できるのか、今の会社に残るかの選択をするときの一つの指針として、自分の市場価値がどの程度なのかを知る必要があります。

自分の市場価値を知るためには
・転職サイトに登録してスカウトを待つ
・転職エージェントに相談する
・キャリア相談を利用してみる
という方法があります。

労働市場は変化することも覚えておく必要があります。転職した先の業界が、将来も高成長とは限りません。

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