40代ママの転職。フリーからマスコミ正社員へチャレンジしてみた!
セカンドゴングのママパンダです。
40代はまさに働き盛り!
仕事ができる人なら、管理職へのステップアップも経験して、仕事がいちばん面白くなる時期だと思います。
そんなときに自分はというと、毎日の子育てに追われて、いまの社会情勢もわからない状況…
このまま社会から取り残されて行くのでは…
このような不安を感じている40代ママも多いのではないでしょうか?
かくいう筆者もその一人でした。
子どもを産んでからもフリーランスとして、コンテンツ制作や執筆などの仕事を続けてはいたのです。
しかし自宅作業はできたとしても、会議や取材などに出るには、子どもを預ける必要があるのでやりたくてもできず…
では「子育てに集中していたか?」というと、自宅作業だと子育てに支障をきたしますし、結局は仕事も子育てもどちらも中途半端。
なんだかモヤモヤした日々を送っていたのです…
独身女性の同期は、今ではバリバリのキャリアウーマン。
同期の男性にも管理職が出始めて、不安になった筆者はついに一念発起を決意したのです。
そして、難関と言われるマスコミ業界で、正社員の総合職として転職を成功させました!
今回は、そんな40代ママの転職体験談をご紹介したいと思います。
40代ママ。子育て生活から抜け出したい!
それは、ちょうど40歳の誕生日でした。
「このままじゃ嫌だ!」
このように一念発起した筆者ですが、その時点では、いまさらサラリーマンになるなんて、まったく考えていなかったのです。
そんなのは無理だと決めつけていました。
夫が30代の時に、転職に苦労していたのを横で見ていたのです。
30代の男性でこんなに大変なんだから、「40代・女性・子持ち」の三重苦では、
正社員での就職なんて、とてもありえない…
このように思っていました。
でもなんとかこの生活から脱したいので、悩みはつきません…
■転職活動の前にまずやったことは?
三重苦を抱えての就職は難しいと感じた筆者は、逆になにかプラスになる強みを得ようと考えました。
何かの資格をイチから取るとか、職業訓練を受けて手に職をとかも考えましたが、
それでは、今まで20年近く働いてきたキャリアが無駄になるし…
という思いがどうしても残ってしまいます。
そして結局たどり着いた答えが、「自分の得意分野をさらに強化する!」という結論です。
といっても独学では難しいので、大学院で学ぶという道を選びました。
■自分を見つめなおすために大学院へ
主人には「道楽」と非難されましたが、受験勉強の末に、なんとか大学院に通い始めることができました。
しかし3人の子どもは、まだ小学3年と年長さんと2歳です。
朝は子どもたちを送り出してから、家事と仕事をこなして、夕食の準備をしてから、保育園にお迎えに行って、あとを主人に託して授業へGO!
授業の後は、研究室で「終電まで勉強」という過酷な日々が待っていたのです。
いま思うと、自分でも「どうやってこなしていたのか?」と不思議に思いますが、まったく辛くはなく、むしろ楽しくてたまりませんでした。
同級生たちはひとまわりも年下の子でしたが、議論したり飲み明かしたりすることも。
同級生からは就活について相談され答えることが多く、そのうちマスコミ就活ゼミを開設して、学生たちに指導をすることになったのです。
「就活難の時代だけれども、ダメだと諦めずに!」
「まずは大きな組織に入って、基本を学びましょう」
といった話を学生たちに話しているうちに、
自分は再就職を諦めているのに、言う資格がないなぁ…
このような思いが募ってきて、筆者も彼らと一緒に就活をすることにしたのです。
40代ママの転職を阻む子育てとの両立
こうして、期せずして始まった40代ママの就職活動でしたが、新卒の大学生たちとは違う、さまざまな壁が待っていました…
■保育園のお迎えに夢でまでうなされる
就活を始めた頃には次男も小学生になって、保育園児は三男だけになりました。
しかし、筆者が預けていた保育園は公立なので、夜は18時までとなっており、延長しても19時まで。
マスコミ業界は朝が遅い分、終わりが19時までの会社が多く、もちろん残業も多い業界です。
残業はなんとか後で考えるとしても、定時が18時までの会社を探してみましたが、ほとんどありません。
18時退社に該当するのは、誰もが知っているような大手企業ばかり。
履歴書を出しても出しても、書類すら通らない日々が続き、残業でお迎えが間に合わない夢を見てうなされていました…
■「良いママは専業主婦」というプレッシャー
子どもが保育園の頃は、周りのママさんたちも働くママさんが多く、とくに引け目を感じることはありませんでした。
しかし、子どもが小学校に上がると専業主婦のママさんが多くなり、皆さん子育てに時間をかけていて、朝から朝食が豪華なんです!
いっぽうで我が家は、朝は菓子パンや納豆ご飯とかの手抜き料理です。
就職したら昼も夜もろくに作れなくなるし、子育てより仕事を選ぼうとしている筆者は、
もしかして母親として失格なのでは?
このように自問自答する毎日でした。
40代ママの転職を支える原動力は子どもたち
筆者の心配をよそに、転職を支えてくれたのは、3人の子どもたちでした。
小学校で子どもたちが漢字検定を受ける時に、就活に向けて筆者も一緒に受けてみたところ、
「大人で受けたのママだけだよ。偉いね!」
と褒めてくれたり、手抜き料理でもいつも喜んで食べてくれました。
選考で何度も落とされて、落ち込んでいるときには、
「きっともっと良い会社が、ママのこと待っているからだよ!」
「強く願ったら必ず叶うって、ママ言ってたよね!」
こんなふうに励ましてくれたのです。
子どもがいることで、就職への壁はたしかに大きいのかもしれません。
しかし逆に子どもがいることで、気持ちを強く持つことができ、大きな原動力になるのだと身を持って感じました。
まさに母は強しですね。
おかげで筆者は、何百人もの中から見事に、テレビ局正社員の内定を勝ち取ることができたのです!
同期入社には、他にも48歳のママもいましたよ。
なせば成る!
そして最愛の我が子という、大きな原動力がいれば怖いものなどありません。
モヤモヤしているママさん、ぜひ一歩を踏み出してみませんか?
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