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コロナ禍で変わるキャリア観 「勤務地不問」求人が増えている

セカンドゴングの高木屋です。

新型コロナウイルスの影響で、仕事観や、仕事に取り組む姿勢が変わった方も多いのではないでしょうか。

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勤務先で在宅勤務が導入された方からは、こんな声も聞きます。

「都心に住む理由がなくなり、郊外に転居した
移動時間がなくなったことで、家族との時間をもてるようになった」

一方、こういう声も上がっています。

「直接顔を合わせないので、コミュニケーションや育成が難しくなった」「隙間なく会議依頼を予定に入れられ、在宅勤務になったら忙しくなった

世の中の変化を、人材会社はどう読み、とらえているのでしょうか。今回は、それを踏まえてキャリア観の変化をまとめます。

求人の変化

『日本経済新聞』朝刊(2021年9月27日)に、
勤務地不問の求人、コロナで急増 ビズリーチ多田社長」 
という記事が掲載されました。

内容を要約すると、以下3点です。

・ビズリーチの多田洋祐社長は、自社サイトの登録会員へのアンケートで
 「約6割がコロナで『キャリア観が変わった』と答え、このうち9割以上は
『企業に依存しないキャリア形成が必要』と回答した
」と発表した。
・リモートワークの拡大で、勤務地不問の求人が増加
ビズリーチへの新規求人のうち、勤務地を問わない求人の割合は、20年2月から21年6月までの間で13.2倍に増えた
・今の企業の多くは「ポテンシャル採用」ではなく「即戦力採用」
 40代、50代の求人もある。

採用する企業も、個人の考え方の変化に適応し、働き方を変革している様子が見受けられます。筆者も、転職活動を支援するなかで「勤務地不問」の求人を多く見るようになりました。

変わるキャリア観

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求職者からも、副業、兼業に関するご相談が増えています。
「企業に依存しないキャリア形成が必要」と考えている方が増えていることは、筆者自身も強く感じています。

これまでの「働き方」は、社員として企業に雇われることが当たり前でした。今は「転職」するほかに、業務委託などで「兼業」(社員として雇用されながら、別の仕事もする)している方も多くおられます

転職を検討される方が、「○○をやりたい」「○○の力をつけたい」という理由のほかに、職場の人間関係や、雇用条件を挙げられることも多いです。

そういった状況で、現職ではどうにもならない場合、これまでは「転職」がほぼ唯一の選択肢でした。しかし今は、現職を続けながら「外」で経験を積み、所得の上乗せをすることも可能です。

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ご自身のキャリアを考える際、「現職を続ける」か「転職する」かの二者択一ではなく、他の選択肢も含めて広く考えることができる状況になりつつあるといえるでしょう。

また、今後は「業務委託→社員登用」という流れが強まると考えています。

面接による社員雇用では、入社後のミスマッチなどがどうしても発生してしまいます。業務委託を経て、職場の雰囲気に慣れ、実績を上げていくことで社員に登用される、といった流れは強くなっていくはずです。

転職を検討されている方は、業務委託経由での転職も視野に入れた活動をしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

勤務地不問の求人が増加している

中途採用は「ポテンシャル採用」ではなく「即戦力採用」が主流
 40、50代での転職可能

「働き方」は多様化している
 「現職に残る」「転職する」以外のキャリア選択もできる時代
 幅広い選択肢から決断を


セカンドゴングは、40代の前向きな転職を応援しています。転職活動のノウハウを中心に、仕事や転職にまつわる悩みなど、40代の転職に特化したお役立ち情報を発信しています。

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