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リスクをとって未知の世界に踏み出す - 『50歳からはこんなふうに』松浦弥太郎

一昨日発売された、エッセイスト 松浦弥太郎さんの著書を読みました。


50歳という節目において、著書が考えたり経験されたことをベースにした、勇気つけられ、背中を押してくれるアドバイスが詰まった本でした。


特に私が印象に残ったアドバイスを3つ、ご紹介します。


1. 過去の経験や実績にこだわらない


過去の経験や実績と呼ばれるもの、他者から期待され評価されてきた役割とは切り離した、まっさらな構想から生まれるシナリオを描いていきたいのです。

松浦弥太郎. 50歳からはこんなふうに (p.20). 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.


残された時間は有限。過去の経験や実績、他者の期待を気にせず、本当の自分の心に従って、新たなチャレンジをどんどんすべきだということだと思います。

2. 年齢を重ねることはアドバンテージでもある


もしかしたら、年齢を重ねることがアドバンテージになる時代へとどんどんなっていくのかもしれないと。 なぜなら、年齢を重ねるということは、それだけ長く生きているという意味であり、長く生きた分だけ経験の数やそれにともなう知識や技術の量も、ゆたかに積み重なっているという期待がもてるからです。

松浦弥太郎. 50歳からはこんなふうに (p.47). 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.


本書から少しそれますが、私の好きな映画に「マイ・インターン」があります。

70歳のベン(ロバート・デ・ニーロ)が、ネット系のスタートアップ企業にインターンとして採用され、最初は煙たがっていたCEOのジュールズ(アン・ハサウェイ)から徐々に信頼を得て、友情を育むストーリーです。


年齢を重ねるほど、知見が貯金のように積み重なっていき、様々な他者貢献につなげる可能性が広がる、ということだと思います。


3. リスクをとることが面白い生き方につながる


リスクをとるということは、つまり「未知の世界」へ踏み出すということ。反対に「リスクをとらない」というのは、すでによくわかっている「安全圏」にとどまりたい意識の表れではないかと思います。

(略)

リスクをとることは、一見、失敗や損失のイメージとも結びつくかもしれませんが、実は、「リスクをとった人にしか得られない果実」は大きい。

松浦弥太郎. 50歳からはこんなふうに (pp.71-72). 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.


もっと軽やかに、リスクをとって、未知の世界にどんどん挑戦しよう。たった一度の人生を生き切ろう。振り返って、やり残したことがないようにしよう、というアドバイスだと思います。


安全・安心領域から抜け出して、自分の人生をもう一度はじめてみよう。


そんな本書のメッセージに勇気づけられました。

4年前に読んだ、以下の本も読み返そうと思います。


最後までお読みいただきありがとうございます。良い一日をお過ごしください。

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