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人生をリセットしたくなった51の秋。

そんな風に書くと富士の樹海を彷徨ったようだけど
(あ、実際その目的で樹海に行ったことあります‥)

前回の(有料記事です、良かったらお求めを!笑)

劇的な1週間を経て、わたしは3度目の結婚をした。

しばらくはほんとに幸せな日々だった。
夫の言動にビクビクすることの無い
夢に見たような平和な毎日。

でも、↓のとおり

3番目の夫と暮らしていたら、
わたしは鬱になってしまった。


あの時のわたしは1年くらい

1.朝起きた瞬間、死にたくて泣く。
2.ベッドから出られないまま泣く。
3.ご飯を食べながら泣く。
4.日が暮れるのを見て泣く。
5.夜になってまた死にたくて泣く。

の毎日を繰り返していた。

彼は1のわたしを見ながら
「行ってくるね」
と声をかけて仕事に行き

仕事から帰ると
5のわたしがいて
「ただいま」
と何事も無いように声を掛けた。


わたしも、収入もないまま
ずっと泣き暮らすことになるのかと思うと

この先どうやって生きていったらいいのか
不安で不安で堪らなくなった。

今まで辛いこと、悲しいこと
理不尽なこと満載の人生だったのに
鬱になったことなんて無かった。

メンタルは弱弱だけど
そこは土俵際で踏ん張れる人だと
自分を思い込んでた。

そうだ!旅に出よう!!!

ある朝、突然頭の中にそう降りてきた。

自然の中にいたらきっと何か浮かんでくるに違いない。
そう思ってわたしはひとり旅をすることにした。

行く先をいろいろ探しているうちに
ふと、あることを思い出した。

そうだった、わたしは
田舎暮らしがしたくて千葉に引っ越したのに
311で津波が怖くなって家を売ったんだった。

とりあえず東京には戻ったけど
その後もずっと移住先を探してて
沖縄まで家を探しに行ったっけ。

最初は彼も「田舎暮らしいいねぇ」
と言っていたけれど
ある人の話で田舎エラースイッチが入った。

あれは、宮崎県の綾町に家探しに行った時のこと
東京から移住したという初老の男性に

「わたしたちも移住したくて探してるんです。」
と言うと、

「仕事はあるの?お店でもやるの?
仕事なんて、こっちじゃないからね。
何か仕事を持って来ないと
若い人は無理無理!」

彼も都会生活が長く
こちらで彼の仕事は出来ないので
新たに仕事を探すという点で

仕事なんかない=田舎なんか住まない

になってしまった

彼がそう決めた時はテコでも動かない。
わたしはいつしかこちら(東京)で
暮らすことに慣れていった。

移住先を探したら、もれなく元気が湧いてきた。

起業してホクホクしてたころ
旅に出ても泊まるのは高級旅館か
一流ホテルで、ビジホなんて
オジサンの泊まるとこだと思っていた。


でも、エアビー(民泊)が流行り出して
そのコンサルをしてたことがあり
全国にいろんな物件があるのを知って
泊まってみたくなった。

当時、移住先で人気があったのが
京都、岡山、高知、沖縄など。

岡山と高知が良かったので
条件を入れてみると
なんと!愛媛にVeganがやっているエアビーがある。

そこを目当てに1週間くらい
フラフラする予定をざっくり立てた。

四国を廻るなら、まずはうどんだ!
うどん県ならぬ香川県の高松空港でレンタカーを借りる。

夜は香川にUターンしていた友人とごはん。
田舎暮らしってどう?
仕事はどんな感じ?といろいろ聞いてみる。
彼もいろいろあるみたいでなんだか大変そうだなと思う。

翌日、朝からうどんを梯子した。

うどん

移住先を探したら、もれなく友だちもついてきた。

その後、高知のエアビーに
とっても可愛いとこがあったので
そこに2泊する予定で向かった。

高知の中心街よりも少し離れた
朝倉という地区。
神社の参道沿いにその家はあった。

事前に聞いていたけど、
ほんとに鍵も閉まってなくて
戸が開いてて←東京だと考えられない。

普通の民家だったけど中に入ってびっくり!
めちゃくちゃ可愛い!
それにアメニティから調味料からお茶まで
全部オーガニックかフェアトレードなど。

置いてあるお皿もカップもみんな可愛すぎる。

うどん2

ウェルカムの暖かいメッセージと共に
置いてあった果物が、ほわんと春が来たかのように
わたしのキモチをぽかぽかさせた。

おまけに隣に間借りしているという
若いカップルがいろいろ教えてくれて
すぐに仲良くなれた。

夜はひろめ市場で一人飲みをした。
次の日は教えてもらった韓国オンマの店で
韓国家庭料理を満喫する。

旅立つ日、エアビーの大家さんであるKちゃんと
隣の間借り夫婦とまた来月来るねと約束した。
その時はVeganのご飯を作ってあげるね、と。


次の行き先は愛媛の九島。
Veganのエアビーがあるところだった。



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