鬱になったら旅に出よう!
1年近くひきこもってたわたし。
1日中泣いていた生活に嫌気を差し
お告げの通り(笑)旅に出たわたし。
1〜2日目香川県でうどん三昧
2日目の昼過ぎから移動して
高知に2泊した。←ここまでは前回のお話し。
4日目は朝から出発し高知の山の中を抜け
愛媛県に入る。
Veganのお宿がある九島には
みかんで有名な宇和島から
短い橋を渡っていくことが出来る。
500mも無いそれは短い橋だけど
この橋が出来るまで何十年も陳情したと
あとで島のおばあちゃんに聞いた。
九島に着くとそこは、小さくてのどかな島だった。
自転車で周れば30分もかからないこの島は
どこでもそうだけど、やっぱり空き家ばかり。
そんな素朴な島にveganの夫婦がやってる民泊があった。
(現在は引っ越しされてます)
わたしが泊まる部屋はオランダ人の若い夫婦の隣。
夕食の時に会うかも。
小学生並みの英語力で通じるのだろうか。
夕食まで時間があったので
Vegan夫婦のオススメのスポットに行った。
海に浮かぶ鳥居と海に浮かぶ夕陽。
ほんとに幻想的でうっとりする。
すっかり日が暮れて、楽しみにしていた夕食の時間。
めちゃくちゃ美味しかったのと
盛り付けのセンスが絶妙!
オランダ人のご夫婦とはvegan夫婦の通訳←ペラペラ
によってコミュニケーションが無事取れた。
営業が終わって、島暮らしについて
いろいろ伺う。
島は特に閉鎖的だし、しかもVeganなので
まるで「動物園」のように
オリの外から見られているみたい、と話していた。
翌朝、「また来るね」と伝えてお宿を後にする。
内子町に行って松山で泊まり
岡山で2泊して東京へ帰った。
海の底に手が着いた。
引きこもっていた1年の間
わたしは真っ暗な海の底にいるようだった。
誰も信じられない自分をとことん嫌になり
無力さで息が止まりそうだった。
離れていく人、罪悪感でわたしから切ってしまった人
最後まで「面倒」を見てくれた人。。。
いろんな人の狭間で自分を見失い
そして自分の内面に目を向け続ける。
すると、今まで人のせいにしていた出来事は
すべて自分から発されたことだと知る。
全部わたしから、全部自分ごとだったのだ。
この旅を通じて、海の底にやっと手が届いた気がした。
ターンして、海の上に向かおう。
もう少し生きててもいいよね?
この時のわたしはまだ、ここからの未来が描けなかった。
明るい陽がさす、笑い声の聞こえるような日々って
いったいどんなんだったっけ。
ちょっとでも油断したら
再び陽の当たらない海底を
彷徨うことになるのかも。と、ビクビクしてた。
何かを変えたい時は
空間
時間
人
どれかを変えるといい、なんて
後からわかっていくことだった。
この旅から、神がかりだとしか思えないご縁で
今いる九州へと繋がっていくけれど
それはまだまだ先のことだったのだ。