高1からの受験対策で国立大学教育学部のピアノ科に合格した話⑦(完)

いよいよ大学受験!!!モグラ主婦のピアノ変遷♪高3】

♪高3
ついに大学受験までラスト1年。
対策していたことは、高1〜高2とそれ程変わらず。
ただ、気合いは違い、ガムシャラな日々。モチベーションが下がりそうになると、ピアノコンクールのドキュメンタリーを見たり、だめカンタービレの漫画やドラマを見たりしてやる気をアップさせていた。

対策として、

①センター試験対策で過去問を繰り返す
塾には通わず。センター試験は6割が合格ラインだったため、そこを目指す。模試にチャレンジして実力を試す。

②ソルフェージュ対策
楽典は、ドリルを繰り返し解く。赤本に載っている過去問を繰り返し解く。聴音やコールユーブンゲンは、当時流行っていたMDで通学途中もずっと聞く。

③とにかく毎日ピアノ練習
課題曲が発表されてからは、その曲だけ(2曲)をひたすら極める日々。国立も私立も同じ曲で臨めたのは幸いだった。

そんな日々を送っていたある日(夏頃だったと思う)、ピアノの先生から衝撃的なひと言が放たれる。

「この調子では、ピアノでは受からない。歌でチャレンジするかどうするか」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい(゜o゜????????

固まった。言っている意味が分からない。
(言っておきますが、私は歌は全く上手くなく、受験できるレベルではありません。何故ピアノの先生は歌と言ったのか謎)

何も言えずに帰り、両親の前で泣いた。しかし、父は慰めるのではなく「じゃあ歌で受験するのか?」と言った。
私「ピアノで受験するよ!!!!!!!」
父「じゃあ頑張るしかないだろ!!!」
私「うん(ToT)」

そしてピアノの先生にもこのままピアノで受験することを伝えたが、
先生は合格できないと思っている様子がひしひしと伝わってきた。
しかしこれがきっかけで、絶対受かってみせる!!!とさらに火がついた高3時代のモグラ主婦である。

ここから合格発表まで時系列でいきます!

〈10月〉
ピアノの先生の紹介で、東京藝術大学の先生から課題曲を指導していただく(モグラ主婦が受験した大学はもちろん藝大ではありません)
指導の後では、指や体の使い方などが見違えるように変わった。音の出方が違う!と驚く。この指導は忘れられない。

〈11月〉
国立大学の推薦枠を受験。
実技は緊張し過ぎて、手が震え手汗が止まらず、演奏と言えるものではなかった。やはり不合格。
言い訳のようになるが、この時点でプロのCDに近い形にまで完成度があったため、ショックが大きかった。本番に弱すぎて、本当に受からないのでは、と大きな不安に襲われる。本番で弾けなければ意味がないのだ〜!!!それでも諦めず、上記の受験対策をこなす日々を送る。

〈1月〉
センター試験。3科目だけで良いのだが(国語・英語は必須。もう1科目何でもOK)、全部受けてみた。何で良い点数が出るか分からないの(^o^)/
結果は、何とか合格ラインの6割を取れた。

〈1月下旬〉
私立大学の受験。この時は、ピアノの実技がびっくりするくらい緊張せず。

国立大学の受験。緊張したが、推薦の時程ではなく、普通に弾くことができた。楽典や聴音、コールユーブンゲンの暗唱も何とかできた。

〈2月下旬〉
私立大学の結果が郵送で届く。合格。ほっとした。

〈3月中旬〉
国立大学の結果をパソコンで見る。時間になってもなかなか見られなかったが、母に促されて2人で見ると、まさかまさかの合格!!!!!
2人で「え〜え〜え〜!!」と叫んでいた。
そして、報告。
父(とっても喜んでくれた)
ピアノの先生(びっくりしていた)
高校の部活時代の先生(喜んでくれた)
とってもとっても嬉しい1日になりました。

♪最後に
これが、モグラ主婦のピアノを習ってから大学に合格するまでの話でした。自分のレベルを見極めて入れそうな大学を決めて、とにかく努力したら入ることができました。今までの人生で1番頑張った、燃えていた時だったなと思います。
今頑張っている方や、これから何かしようと思っている方の励みになれば幸いです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました!


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