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JACKJEANNE 感想… 白田先輩好き

やっと時間を取る事ができて、取り組み始めたこちらのゲーム。JACKJEANNE。


寝食忘れる程に素晴らしく楽しくて泣けてしまう。

全世界の人に届いて欲しい青春群像劇

あまりに心揺さぶられたので記録。



①白田先輩ルート 感想。

以下、ネタバレを含みます。また、本当に始めたばかりのため、知らないことの方が多いです。他の方のルートも進んでいないです。
ただただ、感動をどうすることも出来なくて吐き出しているだけでして…解釈もくそもなく、まだまだこれからより深めていく所存ではあります。
なので、物好きの方は以下、ただの戯言をどうぞお目通しください…(そしてあわよくば語りましょう)


(前書き)


ただただ、感動しか無かった。石田スイ先生、本当にJACKJEANNEをゲームとして生み出して下さり、ありがとうございました、最高でした。
まだ1ルート目であまりの感動に進めなくなっています。


・冬公演、最高至高

まず語りたいのはJACK JEANNEの全公演の質の素晴らしさ。これは確かに脚本を読みたくなる、そして読ませてもらえる感動。
一つ一つのお話があまりにも深いし、特に冬公演はそれぞれに課せられる課題の重さが物凄かった。
それに対し、白田先輩が先輩として関わっていく姿には胸が熱くなった、段々と成長していく。

そして何よりも演劇シーン。
少年を演じている少女が本気で「女を演じる」、本気で舞台に向き合いたいけれど、本気で演じると正体が女であることが周囲にバレてしまうかもしれないという葛藤。
秘密を抱え続ける苦しみ。
舞台上では、大切な友人の憎んでいる職業であることを秘密にし続ける辛さ。
こうやって演劇と実際の状況を上手く絡み合わせた発想が最高だった。

そして、不安がピークに達した希佐に対して先輩の「僕を見てろ」の力強さ。
台詞の後に小さく、彼自身から、彼女自身に対しての言葉を呟く所はもう言葉にならないぐらいに感動した。「何者だろうが、どうだっていい」をここで伝えるの反則だよ泣いた。

公演前にかけた言葉
「お前が何者だろうが俺は肯定してやる。」
は忘れられない。

別ルートを見ていないのでまだ分からないけれども、このルートで白田先輩はもう、希佐の秘密を言葉にされずとも気づき、わかってくれてて、だけどもうそれを追及しないで受け入れてくれる器の大きさ、広さ、温かさに感動。

性別を超えた、相手を愛するという形に辿り着く白田先輩の愛です。これは。きっと。昨今、性についての話題もだいぶ世の中で取り上げられることが増えているように感じますが…ジャックジャンヌはそういうアイデンティティのお話に深く絡んでいくのだと思いまして、深い。

・淡色(あわいろ)

神曲、という表現は俗っぽいかな、申し訳ない。でも、言葉にしがたいぐらいに、心打たれた。2人のハモリ方や弦楽器の重なり方も綺麗で、バラード曲にここまで一聴で惚れたことはあまりない。というかゲーム音楽でこんなに感動したことがない。

JACKJEANNEの音楽、全部心地よい。今度まとめたい。

白田先輩の歌声は高音も低音も心地よく響いていて、声優さんを追いかけようと思うぐらいに白田先輩で。

この、淡色は物語ラストでも出てきて、この2人を表すのにかけがえのない宝物みたいな曲だと思う。淡雪も出てくる。はあ。毎日聴きます。

後半に歌ではなくピアノバージョンでの淡色も流れシーンがあって、それもまた二人の掛け合いの音が美しくて、より洗練されているように感じた…CDが欲しいですね…淡色だけでシングルにして、カップリングにピアノVer.とか。


・白田先輩の人としての変わり方

人との距離は置いてきたから、どうやって距離を縮めたらいいのかわからない、けれどどうにかしたい、という葛藤を露にしてしまう不器用さ…人間臭さが堪らない。愛おしかった。

希佐から自分のことを心配されたり助けられたり、そうやって近づかれて、居心地の悪くない後輩のことをきちんと見るようになったら、その子は辛い何かを抱えていることに気づいてしまって…心配するけど伝わらなくて、心を開いてもらえないもどかしさや辛さをぶつけてしまう…。

弱っているところに寄り添ってくるけれど、決して開かない心の壁がある希佐に対し「ずるいよ」と言う白田先輩に胸が痛んだし、ここでその言葉が出るのがリアル過ぎた。

自分でもコントロールしきれない気持ちにいっぱいいっぱいになってしまった所も少し痛々しかった…「僕の前で脱げるのかよ!」とか…
でもそれだけ歪ながらに向き合おうと頑張ってるんだな…と。ああ愛しい。

・ラスト、ユニヴェール公演

途中まで、残酷過ぎて辛かった。こんな残酷なことを考えつくのか…と。

彼にとって、歌うために入学したユニヴェール。
それでも、先輩達の苦労を見てきたが故の、先輩達の想いを汲みたいという優しさや責任感故の選択を強いられる。
歌ではなく、3年生の先輩が担っていたことを自分がやるなんて…

でもここで、
歌を捨ててまで自分がクォーツの器になる
じゃなくて
クォーツ全体の器になってしまう希佐を支える
為に頑張っていたのがわかった時に鳥肌が立った。愛しかない。

この公演で特に大きく、彼の在り方が変わったのがわかった。
歌うためだけ、人との関係も煩わしいから不要…
という2年生の始まりから、
後輩のこと、クラスのこと、自分の周りの世界を知り、関わり、広げていって、成長していく。
結果、クォーツを率いる新3年生組長になるまで白田先輩の姿があまりにも丁寧に描かれていてもうこれだけでひとつの大きな作品でありました。

・恋愛面


最初は気難しそうな、少し近寄り難い存在がどんどん心を開いていってくれるのは、もう、堪らないです。最高に好きです。

そんな中で、距離感をうまくとりあえないもどかしさはリアリティがあるというか、「よくある恋愛シミュレーション」とは一線を画すようで、物凄く心に残った。

希佐の秘密を知ろうとして、詰め寄った後にそんな自分を反省をして、その秘密ごと彼女自身を受け入れた所、性別関係なく彼女自身に対して「好き」という言葉をくれた所、大好きでした。


最後、ユニヴェール公演のラストが良い伏線になり、お互いの下の名前を呼ぶことと、「一緒に歌ってよーーー」
からのデュエットがED曲として流れる所はもうただただ綺麗で。


言葉にし尽くせない…感動をありがとうございました。

白田美ツ騎先輩ルート
全然まだまだわかってない、考えられていないところが多い…もっと深めてゆきます。

取り急ぎ、

ただただ幸せだった、という記録を残してしまいたくなるぐらいに衝撃でした。


別記事で自分用の進捗もまとめようかな、本当に白田先輩から抜け出せない気がする…



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