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わくわくしたランチ

やばいカレー屋さんをみつけた。
会社から徒歩3分。カレーショップ 酒井。
まず、「カレーショップ」っていう名前。
そして、そばの神田のシンプルな看板の上で目立ちすぎている、黄色のテントみたいな看板。まるで八百屋のよう。メロンやスイカが描かれていようと違和感はない。
細い通りを入ると、二階の店に通じる階段がその道に降りていて、入口にはところ狭しとベタベタ貼られた、カレーの写真。写真によって劣化具合は違えど、「かつて」カレーの色「だった」写真がコラージュのように貼られている。突拍子もない、他じゃ絶対食べられなさそうなメニューたち。すごく変なわけでもないけど、ウケは狙ってなさそうな、言葉にならないメニュー。
「学生さん!学生証なくても言ってください!10%オフ!自己申告制!」とやたら色んなところに色んなテンションで書かれている。優しさ。
細すぎて急すぎるその階段を登るとき、女性とすれ違った。
階段を上がったところにある店は結構狭く、全部カウンターだった。
驚いたことに、この風貌のこんな感じのカレー屋さんなのに、お客は満員、しかもその8割は若い女性だった。
ご主人がパッとテーブルを拭いてくれ、圧倒されながら、また壁にところ狭しと貼られているメニューをやっと読み、「温玉ベーコンカレー」と頼んだ。
「辛さは普通、中辛、激辛」と聞かれ、「普通で」と答えた。
席に座ってもう一度店内を見渡す。
感染症防止のために、1席ごとに一蘭のように間仕切りがされ、もちろんカウンター内ともクリアシートで間仕切り。アルコールスプレーの設置、扇風機を2台使った換気、徹底されていた。
ぼやっとそれらを見ていると、次の瞬間に「温玉ベーコンカレー」がどんとテーブルに出てきた。はやい。しかもボリュームがものすごい。盛り付けの大雑把さがすごい。
うわぁ…!写真撮ろ、ってしていたら、「トン」と無言でその横に置かれたもの。インスタントであろうわかめ味噌汁。味噌汁付きなのー!?すごい!!驚いてもう一度写真を撮る。

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うわぁ美味しそう……うん。美味しすぎる。。。
満足できる濃いめの味付け。
温玉の癒やし。ベーコンの満足感。これで、700円。+50円すると玄米ご飯にも変えられるらしい。
他のお姉さんたちは玄米に変えているようだった。
ええ〜!!なんていいカレー屋さんを見つけてしまったんだ〜!!!
と感動して、るんるんで会社に戻った。
楽しいランチだった。

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