学振DC1(不採用), DC2 (1回目, 不採用), DC2 (2回目, "採用") 【エネルギー科学/材料科学分野 (太陽電池, 水分解)】の申請書全編公開 -三振せずに済んだワケとは- 三回の申請書を比較し、合否を分けるポイントを考察
私は3回目の挑戦でようやく学振DCに採用されました。
このnoteでは、私の3回(年)にわたる学振DC申請書を元に、合否を分けたポイントが何だったのかを考察します。
同一人物による3年分の申請書比較はレアケースだと思うので、参考になればと思います。
学振バッター(自分): ブンッ 審: ワンストライック!!! (一振)
自分: 「くそッ、球が速すぎて全然(敗因が)見えねェ!!」
自分: 「なるほど、そういう感じで攻めてくる(評価される)のかッ!!」
自分: 「(今度こそ、当ててやるッ)」 ブゥゥゥンッ キ---ンッ!!
審: ファウル!!! ツーストラィッ!!! (二振)
自分: 「クソッ、当たったが、ファウル(A評価)…」
「・・・」
「・・・ッ、見えたぞッ、ピッチャー(学振採用の軌道がッ)!!!」
「次は・・・この球が、来、るッ…」
カッキ---------------ンッ!!!!!
実況: 「打ったァァァ!!!!! 逆転サヨナラホームラン!!!!! ツーストライクに追い込まれてから、見事に球種(学振の傾向)を読み、打ち返(採用)しました!!!!!」
地方公立大学 博士課程
DC1 (不採用)→DC2 (1回目, 不採用)→DC2 (2回目, 採用)
内容・分野: 機能性材料(無機化学)とエネルギーデバイス(太陽電池・水電解)の開発
書面合議・面接審査区分: 工学系科学, 化学
書面審査区分: 材料工学およびその関連分野, 無機材料化学・エネルギー関連化学およびその関連分野
本noteでは、下記の三回分の【申請書】、【評価書】、【審査結果】を全て公開しています。(PDFファイル、ダウンロード可 ※二次利用厳禁)
1・2・3回と、申請内容はいずれも似た研究内容です。
しかし、1・2回目の【申請書】と【審査結果】から得た反省と教訓を元に、申請書改訂を繰り返し、3回目で採用となりました。
三度目の正直だったからこそ分かる、合否を分けたポイントについて考察します。
学振DC1 (2020年度) 不採用 (評価: C 総合評価Tスコア: 2.660)
書面合議・面接審査区分: 化学
書面審査区分: 無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
小区分名: エネルギー関連化学
研究課題名「再生可能エネルギー貯蔵・供給システムのための太陽電池・水電解・燃料電池の研究開発」学振DC2 (1回目) (2021年度) 不採用 (評価: A 総合評価Tスコア: 3.286)
書面合議・面接審査区分: 工学系科学
書面審査区分: 材料工学およびその関連分野
小区分名: 無機材料および物性関連
研究課題名「カーボンを使用したエネルギーデバイス創生: 水電解セルとペロブスカイト太陽電池」学振DC2 (2回目) (2022年度) "採用"
書面合議・面接審査区分: 工学系科学
書面審査区分: 材料工学およびその関連分野
小区分名: 無機材料および物性関連
研究課題名「印刷による無機ナノ多孔質電極を基軸とした超低価格ペロブスカイト太陽電池の開発」
有料公開の理由: 個人情報・重要な情報等が含まれておりますので、【申請書・評価書・審査結果ファイル】および【ポイント考察】は、有料とさせて頂いております。
※二次利用厳禁
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?