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8月6日(火)日経平均4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え

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📰今日のニュース

日経平均4451円安 下げ幅ブラックマンデー超え
過去最大、円高・株安が共振 米景気不安が引き金


今日は日経平均株価の過去最大の下落について。


💹マーケット


☝️一面のワケ

日経平均株価が過去最大の下落となった。

📚目次

  • 日経平均暴落の要因

  • アメリカの景気後退懸念

  • 日銀の決定は影響したのか?

🪅ポイント

  1. 下落要因は若干バブル気味の株価とアメリカ経済への先行き不安

  2. いずれも予期されていたが想定よりも大きくなった

  3. 決定的に状況が悪いわけではなく早晩落ち着いていくと考えられる


📉日経平均暴落の要因

日経平均株価が過去最大の落ち幅を記録しました。

去年の後半から順調に上がり続けてきた日本株ですがその分を一気に吹き飛ばすくらいの下げ幅です。

とは言え、個人的にはパニック売りの様相が強いと感じており、またこれが実体経済に波及するかと言えばすぐに影響があるものではないと見ています。

今回ここまで急激な株価の下落が起こった要因は主に2つ。

  1. 株高が若干バブル気味だった

  2. アメリカ経済への不安

まず1つめから。

「日経平均過去最高を更新」というニュースが今年に入ってから何度かありましたが、序盤はAIブームに乗じた半導体関連が、中盤は円安を受けた製造業(主に車)の過去最高益が、後半は金利上昇の可能性を受けて金融機関が牽引していました。

しかしながらいずれも外部要因による株高であり環境が変われば下落する可能性は秘めていました。


🇺🇸アメリカの景気後退懸念

2つめの要因はアメリカ経済。

金利引き上げ局面でも、高金利が続く局面でも個人消費の強さで世界経済を牽引してきたアメリカ。

このまま経済の強さを維持したまま金利が引き下げられていく「ソフトランディング」への期待が高まっていました。

そんな中、毎月第1金曜に発表される「雇用統計」が市場予想ほど伸びず、また失業率も上昇したことでアメリカ景気が悪化するのではないかと不安視されこちらも大幅下落。

その下落を不安視し日本株も共振して下落しているというのが今の構図です。

ちなみにアメリカ株も牽引してきたのは巨大テック企業数社で、こちらも若干バブル気味。

この数社が下落すれば必然的にアメリカ株全体が引っ張られる構図になっていました。

いずれも想定できた下落でした。

ではこのままズルズル下がっていくかと言えばそうではないと考えています。

米供給管理協会(ISM)が5日発表した内容を見ると事業活動は堅調で落ち込みは見られません。

現在は売られ過ぎと見ている人も多く早晩落ち着くと見ています。


🤔日銀の決定は影響したのか?

《2分で一面(ニブイチ)的視点》

今回、日銀の決定とタイミングが合致したことで日銀が引き起こした株安と見る人もいるようですが影響があるとすれば円高に振れたことによる輸出企業への業績懸念くらい。

さすがに日銀のあの決定がそこまで影響を持つとは思えません。


📰今日のその他の一面

蓄電池使う事業者優遇 政府、再エネ電力余剰の廃棄防ぐ

結構おっきい転換きたなって感じですね。実質的に蓄電池の導入を強制するような施策です。26年に導入だそうなので猶予は2年間。その間に蓄電池を仕入れて整備できるかという問題になります。問題は対象になるためにはどこまで導入しないといけないのかということ。言い訳程度の小規模でもいいのか発電量に対しての割合を設けるのか。

損保4社に課徴金命令へ 公取委 価格調整問題で1.5億円

損害保険の談合を行っていたということで損保4社に課徴金を命じる処分が出ました。一旦はこれで幕引きとなるはずです。たぶん。株の持ち合いも減らしていますし再発防止に向けて取り組んでいる印象はあります。


✉️追伸

今日の記事、気になる人が多いと思うので全文無料公開しています。

株価はまあさておきなんですがバングラデシュが混乱しています。

今年1月(確か)に選挙で圧勝し4期目に入ってたハシナ首相は辞任に追い込まれました。

国外に脱出したと見られます。ちょっと情報が少ないので気がかり。

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