見出し画像

バタフライ・エフェクトについで

 バタフライエフェクトという現象、変化の事を御存じの方はいらっしゃると思います。何かを書いたり作ったりしている方々には、目敏い、耳聡い方も多いでしょうから、御存じの方は多いのではないかと推察致します。
 バタフライエフェクト。私も名前だけは知ってます。昔、近所にあるレンタルショップでアルバイトをしておりました。その時にそういうタイトルの映画がありました。当時、私は学生でして、まあ、その様なカタカタのものというか、そういうものをカッコいいかどうかみたいな感じで自身の体内に取り込んだり、取捨選択を行っておりました。ここにお集まりの皆様にしても同じというか、まあ似たようなものだったのではないかと推察いたします。例えば、蛍光灯の紐ボクシングなどはここにいらっしゃる皆様やられておられます事と存じます。大丈夫です。恥ずかしがることはございません。誰しもやった事があるに違いありません。何かの慰みのごとく。もしくは自身を高める行為のごとく。誰もが通った道で御座います。それはいわば整備された幹線道路の様なものなのです。御自身しか知らない。やった事が無い。自分が開拓した獣道。その様な事は御座いません。人類の軌跡。DNAです。御愁傷様でございます。
 とにかく、その様な経緯で私の中に件のバタフライエフェクトなる言葉が入り込んでまいりました。ある日突然、浦賀沖に入って来た黒船の様にそれは私の中に入って来たのでございます。あるいはそれを種子島にたどり着いたポルトガル船。島首種子島時尭の元にもたらされた鉄砲という物に表しても結構でございます。それぞれに思い思いの現象を代入していただければよろしいかと存じます。
 バタフライエフェクト。アルカディア。失礼。Wikipediaにもそのページが御座います。またWikipediaではなく別所でご存じの方もいらっしゃるでしょう。
「Wikipediaになんて頼らないんだよ。俺はもっと上の、高次の存在なんだよ」
 という方もいらっしゃるでしょう。結構で御座います。Wikipediaという場所に頼っている限りよくない。大成しない。大願成就は叶わない。そのように思われる方を私は特にどうとも思いません。頑張っていただけたらなと思います。その方の今後の御活躍を応援させていただく次第でございます。
 バタフライエフェクト。それは所謂カオス理論という代物の一つであるそうです。地球のある一点、どこでも構いません。その一点で蝶が羽ばたけばその羽ばたき、小さな空気の攪拌によってやがてそれがまた別の一点において台風、竜巻程の大きな現象を発生させるかどうか。僅かな事が、別所の気象に影響を与えるかどうか。その様なものであるそうです。転じて、転じてと言いますか、過去の小さな出来事が、未来に大きな影響をもたらす。及ぼす。バタフライエフェクト。この現象、変化がその様なモノとしてこの世界に広まったのだという事です。その結果ループもの。と言われる作品群の氾濫。氾濫などというのは失礼に当たると思いますので一旦この場を借りて謝罪いたします。生じたと言われております。しかし、そう言った意味で言えばバタフライエフェクトという言葉、この現象、考え自体もバタフライエフェクトという現象を生んでいるという事になります。知った以上は知らない状態には戻れないのです。知ってしまった以上はそれをなんとか活かそう。人間はそういう風になっているのです。
 ちなみにバタフライエフェクトという言葉が広まる以前にも一部、バタフライエフェクトを用いたモノはあったようです。しかしながら、バタフライエフェクトという現象、変化が、バタフライエフェクト。と名付けられてそれが広まった。広まってそれが各地で様々な作品群になったというのはまず間違いないそうです。その原因にもまた、バタフライエフェクト。という言葉が関係してきます。
 所謂、キャッチーだった。のだそうです。バタフライエフェクト。その言葉がキャッチーで、キャッチーという言葉で表現するのが良くないのであれば、かっちょいいという事でもよろしいかと思います。バタフライエフェクト。かっちょいい。カタカナで。バタフライもかっちょいいし。エフェクトもかっちょいい。だからそれらを合わせたら。かっちょいいのです。一等かっちょいいわけです。英語で書いてもかっちょいいのです。butterflyeffect。小文字で書いても大文字で書いてもかっちょいいのです。BUTTERFLYEFFECT。個人的にはカオス理論もかっこいいとは思いますが、ただ堅苦しいと言う感は否めません。カオス、混乱、混沌、理論。どうしても理論が固いですね。ハードボイルドだったらかっこいい。固ゆで卵だとかっこよくない。そういう事です。カタカナかっこいい。キャッチーです。
 さて、ここまで来て何を言いだすのかと思われるかもしれませんが、私はなんと言いますか、バタフライエフェクトについて特に何も知りません。学生時代レンタルショップで働いていた時も、この映画を借りて観たという事はしておりません。ループものに関しても詳しい事は存じておりません。ジュラシック・パークの映画を観ましたが、マルコム博士がカオス理論について論じておられる所を色濃く記憶しているわけでも御座いません。
 ただ、ある時思ったのです。バタフライエフェクトという言葉、文字、字ずらを見て、なんかで見たかして、ふと、思ったのです。
 バタフライエフェクトって小っちゃいッを入れたらバッタフライエフェクトになるなって。バッタフライ。バッタ揚げ。コオロギだって食用として利用されているんですからバッタだって構いませんよね。バッタ揚げ。グラスホッパーフライ。それからというもの、どこかで、この話がしたくて。したくてしたくて。それ故に本日は皆さああ、もう文字数

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?