fall(ing) revelation
夏の冒頭あたりからずっとノンブルを振り間違えているし、身体に流れてくるのはうまく聴き取れない歌詞ばかりだけど、和音はいつでもそこで調和しているから安心して目を閉じることができた。そういう夜は何度かあった。薄目をあけたノートパソコンに文字を打ち込む。キーボードの隙間から漏れる光が好きで、わざと少し暗い所で触りたくなる。大切な映画はいつも一人で観たくなるけど、このあいだ大切な友だちと観た映画がそのまま私の大切な映画になってほんとうに嬉しかった。レシートのような半券はもう意味を持た