Takashi

ブログはアタマの健康のバロメーター。アタマの健康状態を維持する目的で書いてます。が、読んでいただいた方が、自らの気付きの一助になるのであれば、尚、幸いです。

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法則の話

世の中を構成している要素は三つしかない。「①目的②手段③目標」それがテレコになると混乱を産むんだ。 手段を講じることに専門的になり過ぎて何のための手段か分からなくなったり、期限やお金に捉われて社会の公器どころかブラック企業になったり… 二十代の頃からずぅ〜っと考えて来た。世の中を動かす何かの法則があるはずだとね。 三十数年経った今、やっと解った。 一番大事なのは「目的」だってこと。 生きる目的、仕事する目的、遊ぶ目的… 手段や目標を突き詰めたところで「目的」が無き

    • 命の期限

      生き物の命には限りがある。 当たり前だけど、人間も生き物である以上同じ。 ヨメ実家のお隣のおじさん。 気さくな方で、会うと年中喋ってた。 二、三年前に退職されてからは、ゴルフ、自転車、クラシックギターを始めとてもアクティブ。 去年、ハイブリッドの新車を購入。燃費の良さを自慢されてた。 先月、亡くなった。 突然の訃報にみんな驚いた。 昨日、奥様とお話しした。 一年九ヶ月前にガンの告知を受け、半年と言われていたとのこと。 本人に言わなかったけど、この時代、隠すことは不可能だ

      • zero-sum

        水戸黄門のドラマの主題歌 人生楽ありゃ苦もあるさ…それ 楽ばかりも苦労ばかりも続かない やがて真ん中に収斂する摂理 儲けりゃ損も 偉くなりゃ責任も 愛が深けりゃ憎しみも… 作用すりゃ反作用を産むのだ 真ん中に戻す引力 うねりを生み出す引力 留まらない 常にウネるアップandダウン 地球に存在する限り そのウネりから逃れられない 自分の身体もウネりながら 存在しているのだから

        • Motorcycle life

          昨日の記憶 闇に還る夕焼けの海は左 赤く連なるテールライトは右 ゆるゆると 小川を流れる水のように 赤を避けながら走る やがて 紅く浮かぶタワーのヒカリ 左の暗闇から流れこむ 白いラインに導かれるまま 粗くアクセルを開ける 呼応するエンジンが叫ぶ ヒカリが流れる

        • 固定された記事

        法則の話

          Midnight Jazz

          そう言えば先々週 親父死んだんだっけ 三十年前の記憶 今のオレより若いオヤジの 顔しか思い出せない 死に際に行かず 火葬場にも行くつもりはない せめて 献杯ぐらいはしよう この世じゃ 親であり息子だったからな 生き下手で 傷だらけの人生だったチェティ なのに 奏でるトランペット🎺は 棘の無いヴェルベットサウンド 優しく呟く声が絡む…たまらん

          Midnight Jazz

          オヤジが死んだ

          親父が死んだ 亡くなった…は相応しくない 「死んだ」がしっくりくる 悲しくはない哀しさは少しある 物心ついて25歳になるまで 地元に住んでた間は苦労や心労 その元凶だった オンナにシャッキン 行き詰まると逃げる 中学生から大人になるまで オヤジの代わりで謝罪に歩いた 街ではあのオヤジのムスコ 陰口を叩かれても家族には 恥をかかせまい 中学生の頃決心した思い やがて大人になり 25歳で地元を離れた 「あのオヤジのムスコ」 それから逃れたかった やがて地元の実家を引き

          オヤジが死んだ

          旅の記憶

          目覚ましのヴァイブ マットレスのスプリングに共振している 時計は午前五時。液晶の灯りが天井を照らす 砂が流れるような雨音 旅先であることをゆっくり思い出す 昨日の記憶… 伊香保渋川から国道17号を南魚沼に向かった 酷い渋滞を抜け霧のワインディングを登る 路面はウェット 深緑のトンネルからコーナーが迫る エイペックスをぬける アクセルに呼応するインジェクター 猛獣の雄叫びをあげガソリンとエアを吸い込む リアに潜む200/55/17の赤い悪魔が暴れ出す 鋭く蹴り上げるよう

          旅の記憶

          日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(山越え編)

          御坂峠を降りきりジャンクションを左折する 甲州街道に出る 待っていたかの様に朝日が背後を照らす 広がるバイパスに向かいアクセルを開ける バタタタタァ まばらな車列を軽快にすり抜ける モリワキのマフラーが力強く唸る 赤信号 隣のクルマに目をやる 青信号で引き離す 赤信号 少し遅れて同じクルマが並ぶ そんなこと繰り返す 気づけば甲府の街 郊外型店舗が立ち並ぶ中を突き抜ける バタタタタァ 甲斐市をぬけ現れる南アルプスと秩父の山並み 冠雪が蒼白く近づき難い荘厳なオーラを放つ

          日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(山越え編)

          日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(スタート編)

          午前三時半 246のベリックのお店を右に曲がり須走に向かう 道の気温掲示板は6℃ 山中湖は相当寒いはず 途中ゴルフ場を突き抜ける一直線の登り モヤが立ち込め街頭もない暗闇 ヘッドライトのヒカリが白く丸く映る アクセルを開ける 次々と丸い白を突き抜けグングン走る 現世からワープするような錯覚に陥る刹那 GROMの排気音が現実に引き戻す 猛烈に寒い 客の居ない深夜のコンビニに立ち寄る 真冬みたいに凍りついた手 缶コーヒーで温めインナーをグローブに追加する タバコを吸ったら出発し

          日帰りで湘南から日本海へ   一般道シバリ(スタート編)

          コミュニケーションの話し

          母親との会話。 シルバーで派遣されてる障害者支援施設で、商品陳列を教えてもなかなか上手く出来ない障害者がパニックで泣き出す。丁寧に教えてもラチがあかない… 今まで生きて来た他人とのコミュニケーション能力を思い知らされているのです。健常者どうしは、じつは互いに思い込みがあり、分かったようなフリができる。しかし、知的障害者は思い込みが無い。よって、自分の考えを相手の脳にできるだけ正確に投影する必要があるのです。写真でも絵でも文章でも、知的障害者の程度によって手段を考えなくては

          コミュニケーションの話し

          変化のはなし

          すべては変わる 良いことも悪いことも長続きはしない 鉄だって放っておけば土に変わる 人間が創ったものが変わらないわけが無い 人間だって年中変わってるんだから 幸せも苦しみも長続きはしない やがて役目を終えて生まれ変わる 始まりの終わり 終わりの始まり 全てはうねりの中にある うねりは全てを変える 時間がある限り

          変化のはなし

          オレンジ雲とタバコの煙

          明け方4時。 あたりはまだ闇の中。 久しぶりに相棒を引きずり出す。 出来るだけ静かに。まるで盗難してる錯覚。 シリンダーに火を入れる前に装具を着ける。 キーを指しOKのサインを確認したら長めのクランキングで相棒が目を覚ます。 同時にタバコに火をつけ吸い終わるまでには血が通うはずだ。 吐き出した煙が街灯の光に揺れる。 さあ、出かけよう。 スタンドを跳ね上げ坂をニュートラルで降る。出来るだけ先の方まで。 止まれの文字でミラーを確認する。とは言え闇しか見えない。カタンと身震い

          オレンジ雲とタバコの煙

          モーニングライドの話し

          コイツに乗って6時位に家を出る。 途中、箱根湯本の旧道でコンビニ立ち寄り。 コーヒーとパンをバッグに詰める。 箱根旧道を巨大な宗教施設を横目にトコトコ登る。 箱根茶屋に灯りが点っている。 霧で湿ったヘアピン。 マンホールに気を付けお玉ヶ池のコーナーを抜ける。 一号線に出たら右折で一号線最高度に停める。 朝靄の晴れ間から日が差す。 コンビニパンをコーヒーで流し込みながら眺める。 バイクが勢いよくやってくる。 普段みない高級スポーツカーが爆音とともにやってくる。 そして静寂。 鳥

          モーニングライドの話し

          頑張れイナカモノ

          昨日テレビで、声優目指してブルーフォレスト(青森)から上京してきた女性の話しを観た。 既に上京から数年が経ち29歳になった彼女。 私には時間が無いと語る。 今年を期限にブルーフォレストに帰ると。 今受けている事務所のオーディションが落ちたらキッパリ諦めるそうだ。 田舎者は自分が決めたことに責任を背負って上京する。皆が皆では無いだろうが、多かれ少なかれ心には留めている。 それが原動力となる。 都会や近郊に産まれたモノには分からない話しかも知れない。息子と噛み合わないのもその前提

          頑張れイナカモノ

          時の癒し

          なぜ立ち寄ったのか 三十年過ぎても癒えない傷が在る街 本当はそのまま南に向かうはずだった 国道にある見覚えのある交差点 右折の風景は心のフォルダに仕舞い込んだはず これまでみないように通り過ぎてきた けど 今日は何故か右折車線に吸い込まれた あの頃の暮らしの面影と目が合ってしまった ヒトは見た方向に誘われる 駅のコンコースでラッシュでもぶつからないのはヒトをみないから コーナーでガードレールをみてはいけないコトはバイク乗りなら皆んな知っている 見覚えのあるホテル

          時の癒し

          重力との戯れ

          朝6時 平日の喧騒が訪れる前に家を出る 少しの肌寒さが日差しに掻き消されるのも直ぐだろう 充分に暖まったエンジンのアイドリングを聴きながらニュートラルで坂を降る 幹線から小田原厚木道路を南へ向かう タイヤはまだ冷えているはずだ 川を越え街中を過ぎ海辺に沿った路に出る 海は凪 真冬の碧が良かったけど寒い時期の限定 今日は鮮やかな青のグラデーション 適度に空いたワインディング エンジンの機嫌を伺いながらアクセルを開ける 小気味よく決まるオートシフター ファンファンとオートブ

          重力との戯れ