上方落語若手噺家グランプリ予選 第3夜
桂三実 「師匠!」
落語家をテーマにした話で、
とぼけた中にふんわり批判も入っている。
笑いどころが多かった。
少し時間オーバーだったようだ。
桂団治郎 「七段目」
芝居話をあっさりと笑える語り口。
つま先で階段の音を出す器用さに、
あっけにとられて面白かった。
月亭遊真 「真田小僧」
子どもの笑顔といろんな表情の表現が、
とてもよかった。
くどくなく、リズムよく笑った。
露の眞 「こぶ弁慶」
迫力もあり、笑いもあり、
こんなに面白い話だったと、
気づかされた。
※
桂咲之輔 「皿屋敷」
大熱演に爆笑の爪痕がしっかり残った。
羽織をそう使うか!
大満足の皿屋敷だった。
時間OVは客はたくさん笑えてありがたい。
露の団姫 「残念さん」
民話形式でそんなに笑いはないが、
何度聞いても耳心地のいい話。
桂そうば 「代書」
メジャーな話だが、
知らないエピソードばかりだった。
安定の面白さだった。
桂二豆 「悋気の独楽」
安定感のある落語。
丁稚さんのかわいさがよかった。
桂おとめ 「セールスウーマン」
二人の女性の違いが面白い。
現代的なエピソードが、
リアルでよかった。
大熱演、時間OVは体感でもわかった。
見ている方は満足感の大きい大熱演の第三夜。
第二夜まではショートの人もいたのに、
不思議なことだ。
審査員 桂米左(審査委員長代理)
桂文三
笑福亭銀瓶
配信 林家愛染
※好みでは眞