荷物は多く重いがほとんどは母親の荷物。患者の服は病衣だし食事も何もかもが病院のものだから。母親の寝袋が嵩高い
5月2日10時半
病院から電話がかかってきてICUから病棟に移ったので
早くお母さんきてくれとのこと。
10時を超えていたので油断していたが、
とりあえず荷物は用意できていたので
夫に荷物を持たせ出発。
病棟に約束の11時15分には着かず十分は遅刻した
病棟でもまだ大部屋には入れずナースステーション横の個室。
眠らせる薬は切れているはずだが、
まだ本来の状態ではなく、眠そうだ。
ICUほどのスパゲッティ状態ではないが
鼻、両腕、胸、陰部、足指から
コードやチューブがつながっている。
鼻には酸素を入れているのだけど(濃度は知らない)
他これが嫌で仕方ないようだ。
両腕は肘を曲げられないようにしてあるが、
二の腕あたりで顔を擦りチューブを取ってしまう。
そうさせないために、
両手にカバーをしている。
それでも何度か管を引っ張りヒヤッとする。
午後になるとだんだん目が覚めて
瞼の開きが大きくなってきた。
来る看護師、医師に対して
腕を突き出す。
この拘束をとってくださいと言わんばかりに。
誰もとってはくれない。
何度か昼寝し、うとうとし、
夜もその状態だった。
消灯後、真っ暗なベッドの上で座っていた。
日中は長く座ることもしんどそうだったはずなのに。
スパゲッティがひどい朝を迎える