ウーパールーパーの白カビ病の症状と対処法・治療法
▶白カビ病とは
ウーパールーパーを飼っていて一番なりやすく、一番危険な病気です。
白カビ病にならないためには、水質管理を怠らないことが一番大切です。
水が濁っているから、水替えという基準ではだめです。
一週間に1回は必ず、水槽内の水を3/2入れ替えなければなりません。
餌の残りや、排せつなど、毎日するものです。その分、水は汚れていきます!
ウーパールーパーを大切に育てるために、大事なのは2つ
日々の観察と水質管理です!
▶白カビ病になった場合の症状
白カビ病になると、下の画像のリューシスティック(白い身体に黒目)のように外見からでも症状が出てしまいます。
鰓のひらひらが縮み、尾も縮んでしまいます。
この段階でも、明らかに目に見える違いが出てきてしまっていますが、私は気づくことが出来ませんでした。
次の日には、鰓のひらひらの後ろに白カビの白いふわふわしたものが付いており、それに気が付きました。
また、食欲もなくなってしまいました。
細い胴体から細い手足になってしまいました。
白カビ病とは恐ろしい病気です。
白個体は、3年間いつもと同じ環境で育てていましたが、今年の10月にいきなり白カビ病になりました。今までと変わらない環境設備だったのにと、思いましたが、こうなってしまった以上ウーパールーパーの環境が合わなかったんだと痛感しました。
▶白カビ病になってからの治療方法
私の場合は、2匹一緒の水槽に飼っていたため、まず隔離させました。
ウーパールーパーに体の表面や鰓の裏など、見える部分に白カビが付いている場合、綿棒で優しく取り除いてください。鰓の裏に、白カビがついていて取れない場合は、無理に取り除こうとしないでください。
この病気になってしまった場合、水槽の水は毎日全部変えなければいけません。濾過機材も洗わないといけません。
白カビ病に一番いい治療方法は、塩浴です。
1日目は、水槽の水量に対して、0.3%の塩分濃度で
2日目は、1日目より少し多い塩分濃度で
3日目は、2日目より少し多い塩分濃度で
4日目は、水槽の水量に足して、0.5%の塩分濃度で
・
・
と、このように、1日の水替えるたびに、少しずつ塩分濃度を濃くしていくことがおすすめです。
この時、カルキ抜きは入れていません。スーパーで買った塩と水のみです。
塩分濃度計算で、こちらのサイトを使用させていただきました。
(https://xn--48jwgy65k6z7bz7j.com/kingyo_tips/salt_calc)
計算しやすいので、ぜひ参考にしていただけると!
塩分濃度は最大で、0.5%がちょうどいい塩浴になります。
それ以上の濃度は、ウーパールーパーの身体にあまりよろしくはないです。塩分超過は、ウーパールーパーの命にかかわるので、0.5%をキープしましょう。
私の場合は、そのあとブラック個体も軽い白カビ病になっていたため、白個体と同時に塩浴させました。
▶治療期間
塩分濃度を高くしていく期間と、逆に濃度を低くする期間を合わせて
1カ月程度が目安です。
長すぎるのも、ウーパールーパーの身体によくはないです。
また、いきなり、塩浴をやめるのもいけません。
ゆっくりと、3日~4日はかけて、カルキ抜きの水に戻してください。
▶食欲不振の治療方法
ウーパールーパーの食欲不振の記事は調べてもそうそうなく、どう解決すればいいのかわかりませんでした。隔離してから、顔付近に餌を近づけても食べないので、困っていました。
食欲を取り戻すためにも大切なのは、いい水質なんです。
隔離して、水質管理していると、徐々に食欲を取り戻してくれました。
元気になった今では、餌もがっついてくれます。1カ月前が信じられないほどに、、、
▶さいごに
水質管理がいかに大切かを学んだ1カ月でした。
水槽内の掃除ももちろんですが、ろ過器やエアーポンプなども、細いブラシで掃除することをお勧めします。
白カビ病治療で大切なのは、
・塩浴と塩分濃度
・治療期間
です。
日々、観察して、ウーパールーパーの状態を確認しましょう。
塩浴1カ月もすれば、鰓のひらひらも尾の溶けた部分も再生していました。
ウーパールーパーとうぱ飼いのみなさんが、良い生活を送れることを祈ります。
最後までお読みいただきありがとうございました。