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REAL SNOWってやつは


ここで一旦、REAL SNOWの存在意義について書きます。


REAL SNOWという企画はなんのためにあるのか。

結論からいうと、

M-1が存在しなければ、前回のミルクボーイやかまいたちの漫才が生まれることもなかった。

F1での技術開発競争が、市販車にフィードバックされ性能が上がる。

というようなことです。


X GAMESでのゴールドメダルというニンジンを目の前にぶら下げることによって、世界中のトップライダー達がハイレベルなビデオパートの制作を始める。

その過程で、リスクを恐れずチャレンジする、所謂ファーストペンギンとなったライダーが、まだ誰も観たことがないようなカットやパートを創り出す。

結果的にスノーボード全体が盛り上がる。

というのが、REAL SNOWという企画の趣旨ではないかと思っています。


だいぶ簡潔に書きましたが、この企画があることでアーバンライディングのレベルや価値が上がっているのは確かです。

もしもX GAMES(ESPN)とRed Bullが存在しない並行世界があるとしたら、スノーボードはどんな風になっているんだろうか。


巨大資本の恩恵に感謝しつつ、個人的にはお祭りが終わった後になにが残るかが楽しみでもあります。

最初のペンギンが魚を食べ終えたあと、次に飛び込むペンギンがそこでどんな餌を見付けるのか。いわば二匹目のドジョウにもまた新しい価値があるところが面白い。


例えば、かなり古いけどThinkthankの『Thanks Brain』。

これなんかは、ある程度開拓が進んだアーバンライディングの世界で、実はまだ足元に金脈があったかのような作品です。(個人の感想)


僕のような野次馬から観ると、フロンティアを拓く人と、拓かれた土地を豊かにする人。どっちもあるのが良い。


つまりは、REAL SNOWとはなにか?の問いに対するもうひとつの回答として、

REAL SNOWにエントリーするチャンスを作ると同時に、REAL SNOW以外を目指すというチャンスも提供している。

といえるのではないでしょうか。

一番になったものが全てを牛耳るのではないんです。


そして更にいうと、スノーボードにおいて「一番を目指すこと」と、「独創性を追求すること」。この二つは決して相反するものではないと思います。

「二兎を追う者は一兎も得ず」とはならないのがまた面白いところです。


そもそも、どんなライダーもレールでミスれば棒に当たるリスクは同じなので、それでもストリートやっているライダーみんなが尊敬に値します。


あとストリートといえば夜中に照明たいてやることが多いけど、昼間の明るい時と比べてかなりメイク率落ちると感じているのは僕だけでしょうか?

けして鳥目ってわけじゃないのに、暗いと目から入る情報が減って、無意識レベルで動作に影響しているように感じています。




ここまで長々と具体性に欠けた話をしてきましたが、いよいよ本題です。



この文章の中に動物は何種類いたでしょうか?



ちなみに最初の3分の1ぐらいで言いたいこと全部言い終わっていて、あとは蛇足です。

あと好きなグラブはステイルフィッシュです。


おわり

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