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RealSnow2020 : Rene Rinnekangas

アーバンライドネイティブ世代(仮)の代表

RealSnowの感想を文章化しないと精神衛生上よくない体質なので、やっておきます。

まずはゴールド、レネ・リンネカンガス。


スキル、スポットのバリエーション、密度、撮影などなど。

作品としてのクオリティが素晴らしいので納得の優勝でした。


その上で僕なりの感想です。

「そもそもこの企画って‥」 「そもそもストリートってものは‥」という込み入った話題は別な機会で。と思っていたけれど、ここに触れずには話が進まないので、軽く触れながら書いていきます。


ストリートは特別じゃなくなった

ストリートでスノーボードすること自体に価値があった時代はたしかにありました。

そこから、「ストリートで何をやるかが肝心」て時代になっていきました。

そして今は、「表現の手段としてストリートを使う」の時代です。

(雑な括り方ですいません。正直2010年以前の歴史をあんまり知らないんで、誰かがまとめてくれるの待ってます。)

これは僕の勝手な想像ですが、リンネカンガスさんはストリート撮影の日の朝、家を出るときに「ストリートをやりに行く」とは言わずに「スノーボードしに行く」と言います。

さんざんストリートで撮影して、帰って来たら「スノーボードしてきた」と言います。「ストリート」や「アーバンライディング」といった細かいジャンルをいちいち意識しません。


「分からないことがあれば便利なスマホを使ってグーグル検索しよう!」と、いちいち考えてから行動に移すおじさん達に対して、デジタルネイティブ世代は当たり前の事としてそれを行います。

「スノーボードの経験を活かしてストリートもやってみよう!」もしくは、「スノーボードはできるけど、ストリートは出来ないなー」と考えているスノーボーダーに対して、アーバンライドネイティブ世代(仮)にとっては、いい滑りが出来さえすればスキー場も街中もそれ以外の場所も等価です。


などと、ついついこんな話になってしまうのが、良いのかどうか。

屁理屈や面倒くさいことから逃避する手段として、スノーボードを大切にやり続けている人も少なくないかも知れませんが、逆に僕の場合、スノーボードは左脳を働かせる手段と考えている部分もあるので、こうなることは仕方がないのです。

とはいえ、1回目からあんまりややこしい話にするのもアレなので、とにかく映像を観てみて、各々が自分なりの好きなポイントが見つかればそれでいいと思います。

僕なりの高評価ポイントを言語化するとこうです。

板を折ったり血を流したりの自傷行為エンターテイメントやカウンターカルチャーというよりも、世の中が平和で豊かだからこそ育ったスノーボードというカルチャーを享受しつつ、さらに発展させている若者の姿が素晴らしい。

スノーボードの躍動感や爽快さ、スノーボードの自由さ。これを高いスキルをもって表現していることが良い。

途中でとぎれたレールでのノーズプレスが良すぎる。

こんな感じですが、いまいち芯をくってるような、そうでもないような。


なのですごく単純でバカみたいなまとめをすると、

彼はスロープスタイルとかビッグエアとかでも活躍しているライダーなので、コケるのは良くないことで、上手にかっこよく滑るのが一番大事って思ってやってるんじゃないかな。


おわり

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