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「戦いは人間がロボットにならなければ、終わらない」
終戦記念日に寄せて、気候による災害のサイレンが鳴り響く夜に、考えたことを記しておきます。
「戦いは人間がロボットにならなければ、終わらないんだよ」
中学2年生の息子が広島の平和祈念式典を観ているときに、ポツリと言った言葉です。
心を持たないロボットになれば、人は戦いを止めるのでしょうか。
人間の歴史は戦いの歴史です。
今でも、地球のどこかで戦いは続いているのです。
軍事政権がクーデターを起こし、民主主義を願う市民と衝突が続くミャンマー。
米国が去ったとたんに、タリバンがアフガンの地を掌握し逃げ惑う人々。
平和な日本で暮らす私たちには、今、世界で起こっている事実を現実として受け止めるにはあまりにも隔たりが大きい。
なぜ、人は戦うのでしょう。
心があるのに。
ロボットにも追い付けない、どんなコンピューターよりも優れた脳を持っているのに。
地球上のあらゆる生物の頂点に立つ、発達した脳を持っているのに。
なぜ、戦うのか。
心の使い方を間違えてしまっているのかもしれない。
言葉の使い方を知らないのかもしれない。
優れた第六感を忘れてしまっているのかもしれない。
人間にしか出来ない、与えられた使命に気付いていないのかもしれない。
青く美しい地球を、平和で豊かな動植物が共存して生きる惑星を、人間の手で滅ぼしてはいけない。
人間が戦いを止め、地球で生きる動物としての役割に早く気付かなければ、この地球は滅びてしまう。
止めるのは、私たち一人ひとり。