INTERIOR / 空間を考える。
note始めてから２週間が経ちました。
「フォロー」や「イイね」ありがとうございます。
まだ手探りで書いていますが、色々書いた方が良いとのアドバイス頂いたので、今回はインテリアの話題として2-B-Cのオフィス空間について書こうと思います。
2-B-Cをご覧の方は判ると思いますが、以前は メゾン・マルジェラ(MAISON MARGIELA)が展開していたホームコレクションのフランス語で騙し絵を意味するトロンプ=ルイユ(Trompe-l'œil)のオスマンドアの壁紙をイタリアから取り寄せて自分達で施工(写真上)して、それを中心に空間を考えていました。
しばらくはとても気に入っていたのですが、徐々に自分が思う好きな空間とは違うなと思うようになりました。
その後、好みは完全にミニマルでシンプルな空間へ。
それに伴い、オフィス空間を改装することにしました。
今回、改装するにあたって自分が影響を受けて参考にしたのが、
以前、たまたまファニチャー関連の検索から辿り着いたスタジオAtelier Sixさんのセットレイアウトやファニチャー、トム・フォード(Tom Ford)が映画監督をした映画シングルマン(A SINGLE MAN)でコリン・ファース(Colin Firth)演じる大学教授のジョージの住居、エディ・スリマン(Hedi Slimane)がデザインしたセリーヌ(CELINE)のストア空間と彼が以前、所有していたNYのスタジオ兼住居のビルの内装でした。(現在は売却）
それらにはミッドセンチュリーを感じる空間、まるで海外のミュージアムのような美しくモダンな空間にヘリンボーンの床や白い壁や天然の大理石、そして、その空間にディスプレイされたオリジナルのファニチャーとエディ・スリマン(Hedi Slimane)の好みで集められたヴィンテージから新刊まで様々なアートブックや写真集の数々。
これらを参考にインテリアや空間を自分なりに考えて改装しました。
＊興味のお有りの方は文中にそれぞれについてリンクを貼っているのでご確認ください
全体像のイメージは前述のモダンな空間ですが、個人的に中心に据えたいファニチャーが別にあって、それが写真上のプロダクトデザイナーの深澤直人氏が手がけたマル二・コレクション(MARUNI COLLECTION)のHIROSHIMAアームチェアです。
2018年にカリフォルニアのAppleの新しい本社屋Apple Parkにこのチェアが採用されたニュースは記憶に新しいところで2-B-Cのオフィスや撮影インテリアにも使うことが多いので以前よりサイトをご覧の方には、こちらのチェアにお気づきの方も多いと思います。
ただ、元々モダンな空間に合うチェアなのでシンプルに置くだけで難なく馴染んでくれたと思っています。
続いて、アートブックや写真集ですが、こちらはここ3年ほど掛けて少しずつ集めてようやく今のボリュームになりました。
古書だったり希少なものなどは興味がありながらも実際に書店で手にとって中身を確認できる機会がなかなかないため、購入に踏み切れず手が出せないことが多々あったのですが、前述のセリーヌ(CELINE)のストアのディスプレイのおかげで伺った際に気になる書籍があれば中身が確認して、それを参考に検討しています。笑
最近はセリーヌ(CELINE)のストアで確認して気に入ったらAmazon等で購入するというパターンが多いです。（この書籍関連の紹介はまた別の機会に書こうと思っています。）
あと、上の写真はその書籍をディスプレイするためのウッドボックスやラックですが、ウッドボックスはDIYで制作、コの字ラックは名古屋のarneさんにオーダーしました。
あとは、デスクをピエール・ポラン(Pierre Paulin)が1950年代に手掛けた「F031 デスク」の日本製リプロにチェンジしたいところなのですが、サイズがスペース的に合わなさそうなのでかなり悩ましいところだったりします。
今回はこんな感じでインテリアに関連付けて2-B-Cのオフィス空間について少し掘り下げて書いてみました。
以前、サイトの方でもインテリア関連の記事の反応が思いのほか良かったのでこちらでも書いていければと思っています。
それでは今回はこの辺で失礼します。
2-B-C EDITOR
K.K.
WEBSITE: 2-B-C