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【#7】黒木渚『心がイエスと言ったなら』(21年・「死に損ないのパレード」収録)

〇黒木渚ワールド全開の代表曲〇

 こんにちは。今回紹介する曲は、黒木渚さんの『心がイエスと言ったなら』です。2021年7月に発表された自身4枚目のアルバム「死に損ないのパレード」に収録されたこちらの曲。ベストアルバムにも収録されている黒木渚さんの代表曲です。


 黒木渚さんは宮崎県出身のシンガーソングライターとして精力的に活動をされている方です。もともとはロックバンドとしてデビューしましたが、後にソロアーティストとなりました。現在もライブやYouTubeを中心にその活躍をみることができます。


 黒木渚さんの楽曲はメッセージ性が強く、「生」について深く考えさせられるものばかりです。独特なワードセンスにかっこいいメロディ。力強い歌声に心を惹きつけられ、つい聴き入ってしまいます。それはまさに唯一無二のシンガーソングライターと言えるでしょう。


〇刹那の命、心のままに生きよう〇

 誰でも生きている以上、「何のために生きるのか」「どのように生きるのか」について考える機会があると思います。その問いは人類最大の哲学とも言えるかもしれません。悩んだり、不安を感じたりする暗い日々に『心がイエスと言ったなら』はひとつの答えを与え、先を照らしてくれるでしょう。


 その答えとは曲のタイトルにあるように心のままに生きること、自分の感情に対して素直に行動することです。生きていると理不尽なことが起こったり、理想と現実の乖離に悩まされたりします。そのようなつい足を止めてしまうようなときこそ、勇気を出して自分を信じ、自分自身のために一歩踏み出すことが大切なのだとこの曲は教えてくれます。


 誰しも必ず死ぬと分かっている限られたこの命。短い人生においてずっと悩んでいられるほどの時間の余裕はないのかもしれません。だからこそ大きな失敗、取り返しのつかない挫折をも恐れずに突き進んでいく。周りの人の顔色を窺うのではなく、本当の意味で自分の人生を生きていく。この曲を聴いているとそんな力強く決して揺るがない覚悟を感じます。


〇辛いときこそ笑顔を〇

 また、サビに「狂ったように笑ってゆけ」という歌詞があります。辛いときに笑うというのは一番のリフレッシュ方法かもしれません。実際に私はしんどいときに一見くだらないバラエティ番組を観てひとりで声出して笑っていることがあります。心が疲れているときに笑うというのは難しいですが、どんなことでもいいので笑顔になれば少しは前向きに生きていける気がします。


 『心がイエスと言ったなら』が伝えるメッセージは人生においてとても役に立ち、生き方を変えてくれます。これから私は感情に素直に向き合い、どんなときでも笑って生きていくことを意識して生活をしていきたいです。この曲は私にとって心が痛んだときに聴きたい即効性のある医薬品のようなものです。みなさんもぜひお聴きください。


【ミュージックビデオ】


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