お看取り後 おうちでできることこれだけ。
日本人は死を忌み嫌うという昔の人の言葉が直接教わっていないにも変わらず文化やさまざまな形で継がれているのかなと感じます。
あなたの暮らしにたくさんの経験をくれ、人間としての経験値を時に上げてくれたペットの命の終わりに立ち会うのは、どんな形であっても心が苦しいほどつらいものです。今元気なペットもいつか訪れる命の終わりを想像すれば「いやー!!」となるのは当然のことです。
メンバーの方へはお看取り後にご連絡を1回いただくのみで、あとは私どもにお任せくださいという方法を取らせていただいていますので、この機会にどうぞ引き続きご検討いただけますと幸いなのですが
お看取りから私たちが伺うまでの間におうちでできることを
今回モデル犬をIKEAから召喚いたしましたので、詳しくこちらで失礼いたします。
お看取り(呼吸の有無)を確認します
驚いたり、突然怖くなってしまったり、涙が止まらなくなってしまうこともあるかと思います。
感謝のお言葉をお送りいただき、以降の手順をお願いします。
ペットシーツや、使い古したバスタオルなどの上に安置します
首輪やヘアゴム、服などは脱がせていただければ助かります。
(化学繊維を使用したものは有毒ガスが出るため、スムーズに火葬ができません)
死後硬直は小さい動物ほど早く進みます。なるべく上の写真のような体勢で横にしてさしあげてください。
また、体がうまく動かない時には関節を手のひらでさすってあげると動くことがあります。
目を閉じて欲しい時には上まぶた、下まぶたを指の腹を使ってほぐしながらさすってあげるのも効果的です。
ありったけの保冷剤を凍らせておいてください
保冷剤なんてないです!という方、ホームセンターやドラッグストアが近くにあれば特に気温の高い季節には調達いただければと思います。
近所にそんなものなんてない!Amazonでさえ最短で届くなら次の日!という方。ペットシーツはありますか?
お持ちの方は一度水道でシーツを濡らして軽く絞り(破損の原因になりますので優しく)水分を吸収する面を内側に四つ折りの上冷凍庫で凍らせてみてください、保冷剤の代用が可能です(シートとご遺体の間には濡らしていないペットシートを挟んでください)。
保冷剤は定期的に交換をお願いします。
気温の高い季節には特にご注意ください。
速乾性のある布地で保冷剤を包みます
綿100%を推奨していますが、なんでもいいというわけではありません。
特に下記はご注意ください。
ハンドタオルのパイルは保水力がありご遺体の損傷を早める原因の一つとなりますのでお勧めしていません
火葬時にご遺体に濡れている部分があると、不完全燃焼等を起こす場合があります。そのため、乾かすなどの作業も必要となります。
キレイにお骨としてお戻しするためにご協力お願いします。
ご遺体の下、前脚と後脚の間あたりに包んだ保冷剤を置きます
人の場合で直接お目にされた方もいらっしゃるかと思いますが、胸やお腹にガーゼで包んだドライアイスを置かれているようなイメージです。
鼻・口・肛門などから体液が出る場合にはコットンで出口を押さえます
こちらも私どもからのお願いですが、ティッシュやウエットティッシュを代用しないようご注意ください。ご遺体をキレイな状態にて納棺式を終えるためご協力お願いします。
ドライアイスは絶対必要なのか
ご遺体を冷たい状態にすることがドライアイスを使う目的です。
ドライアイスは氷よりも冷たいことから、ご遺体を冷やすことで損傷の予防をすることが可能です。
また、人の場合にお棺のご遺体と対面する場合に斎場の方などから「ご遺体に顔を近づけないように」と注意勧告が出るのはドライアイスから排出される二酸化炭素中毒を防ぐためです。
ペットの場合には人と違ってお看取り後24時間経過せずとも火葬は可能です。
が、上記の問題やお子様などが誤って手を触れてしまうことによる凍傷を未然に防ぐことも視野に入れてご案内させていただいております。
冷所に安置をお願いします
気温の高い夏の時期、室内が暖かい冬の時期には暖かい場所に安置すると対策を取っていてもご遺体の損傷は進みます。
室温の低い場所にて私どもが伺うまでは安置ください。
私どもにご連絡ください
メンバーさまは事前に頂戴している情報をもとに、伺う日時を決めるのみとなります。
メンバー以外の方は
(1)ペットの種類
(2)お名前、ご住所、お電話番号
(3)日時
(4)伺う私どもの車両を駐車するスペースの有無(なければ近隣コインパーキングの有無)
(5)上記ご遺体安置方法の手順を口頭でご案内
などを1回のお電話の中で全てお伝えいただく必要があります。
家族の命の終わりに心が痛い中、ペットであってもたくさんの選択と判断が必要な状況に置かれます。
その上、人の思考・判断・注意力などが20%ほどに急激な減少をするというデータもあります。
過ぎたことは仕方がないとはいえ、事前にできることをしていれば後悔は小さなものになります。
「ペットの命の終わりにはmakunobaがサポートしてくれる」ということの安心感をお受け取りいただけますと私どもも嬉しく思います。
ぜひこの機会にご検討ください。