ファロー四徴症の彼と1

私のパートナーは39歳。
産まれた時からファロー四徴症と向き合っている。
ファロー四徴症は心臓の病気で難病指定されている。
昔は手術方法もなく5歳位で亡くなってしまっていた病気。
彼は幸いにも手術方法が分かってから産まれた。
0歳の時に胸を開いて手術を受けた。
20歳まで病院で定期受診をしていて予後は良かった。

そんな彼はもう自分は大丈夫と通院を辞めた。
しかし、38歳の春に心不全を起こしてしまった。
はじめは足が浮腫んでいた。
尋常ではない浮腫。
これはおかしいと近くの病院に行くと心不全と診断された。

そこからは元の病院に通うしか無くなった。
ファロー四徴症は手術をしていてもこういうケースがあるそう。
幼少期手術を受けた女性が妊娠、出産できることもあるらしい。
ただ、彼は心不全を起こした。

なんで彼が?
そう思った。
なぜなら彼はもう大丈夫と普通の生活を送っていたから。
でも、彼は心不全を起こした。
こればかりは向き合うしかない。

できる手術をすること、塩分に気を使った食事や飲み物の摂取制限、もちろんアルコールや激しい運動は禁止。

私もパートナーとして支えようと思う。

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