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質量の無い吐息


限界だと
毎日思っている
それでも明日はやって来る
誰にも急かされてなどいないが
やはり
書くことは
今日という日を過ごす為の免罪符な気がする
しかし
これは何度目の同義か
苦しくなると顔を出す想い
思考が鈍くなり吐き気を催す
焦点が曖昧な邦画のようだ
そして
今朝は孤独
全ての生き物に平等なはずの空も大気も
此方を見てくれない
服を何枚も着込んで
家を飛び出してみたものの
零下の世界が齎したのは
指先の凍えと
眼球から抜けた眠気だけ
それでも
使命は果たせたと言って良いだろう
胃の辺りから枷が解放されていく
明朝は
詩を書きたい
9時少し前
熱い珈琲が冷めていた


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