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6年ぶりに東京で開催するクラスに     いったい何の意味があるのか

という訳で、アクティングクラスを開催する。
ワークショップではない。
この違いについて俳優には考えてもらいたい。
どんな質問にも答えるつもりだ。
あなたが患ってきた解決しがたい問題にも、肩を並べてその門扉に立つ。
煮たり、焼いたり、貶めたり、その場所から快楽は生まれない。
俳優たちが前向きになれるよう携わろう。
日本の国で培養され続けている、ある種の豊穣と、ある種の貧困について。
自身内部を分断させてしまっている行為について。
無自覚に手繰り寄せてしまっているモノについて。
俳優にはとても重要な課題だ。

チラシをそのまま記載する。↓
長いので、核心部分を見逃さぬように、適当にご覧あれ。
最後に私の紹介もある。
てらいなく顔も晒している。嗤


ERGO ACTING CLASS in TOKYO

四日間限定の特別クラス
ハリウッド在住の日本人アクティングトレーナーが直接指導
メソッド演技に一歩踏み込んでみたい方には絶好の機会
不自然さをふりほどき、説得力と真実性を蘇らせる
質問に答えながら、テキストを使用して取り組むクラス

演じることの先にあるもの

俳優が役を演じるとき、重要な条件として求められるのが「心と体の一致」である。心と体がバラバラのまま演じてしまうと、どこかに齟齬がおきて意図しないものを観客に伝えてしまうことがあるからだ。それは俳優本来の役割である「物語を伝える」という意味においても障害となる。では「心と体の一致」がない状態で演じた場合、どのようなことが起こるだろう。先ず、緊張が高まり、そして体がこわばり、焦りが表面化し、セリフのテンポが早く、集中も定まらず、表情を作り、ヒステリック、おおげさ、などの衝動に走りやすくなる。これらは俳優自身の内的違和感によって生じたリアクションなのだ。つまり「自意識と戦う俳優の姿」なのである。物語を伝えるより先に、個人的な事情が表に晒されているのである。しかしそれを見過ごすことが、習わしのように野放しにされるのは避けなければならない。人間は、日常でも同じことが起これば葛藤とジレンマを抱えて翻弄される。心がNOを示しているのに体がYESを強制するからだ。こういった現象は私も含め、多くの俳優が経験済ではないだろうか。心と体を繋げる作業は必要不可欠なのだ。それに成功した俳優は、いったん幕が開けば、途切れることのない豊かな感情が、彼を優先的に引っ張り続ける。その先には「セリフが自然に口をつき、体がひとりでに動いた」「何をどう演じたのか覚えていない」「時間を感じなかった」などの体験談が示すように、無意識という領域にまで至る。稽古を繰り返すことは無意識に迫ること。そこでこそ、心と体は見事に一致し、貴方の感情は自然に振動する。もう一人のあなたが、貴方を抱きしめた瞬間でもある。優れた演技の到達点。

日程 7月 6日(水) 7日(木)

13日(水) 14日(木)

時間 13:30時~17:30時

場所 都内スタジオ 参加者に連絡

受講料 1万5千円(銀行振り込み又は現金)

参加資格18歳以上 (少人数制の為締め切り有)

予約   ergoactingclass@gmail.com

HP    ergoproductionstudio.com

参加予定者にはスタジオの案内のほか、コロナ対策の協力を願いするガイドラインも別途お知らせいたします。
尚、当クラスについての質問等も承ります。

     サトウオサム(アクティングトレーナー)
20 歳で演出家奈良橋陽子と出会いメソッ ド演技の道へ。舞台「 The Winds Of God」の初演に参加。同作品が日本文化庁芸術祭賞を受賞。米国の招聘を受けロサンゼルス、ニューヨー クで公演。27歳で単身渡米。翌年、全米俳優協会(SAG) 会員に。アル・パチー ノやロバー ト ・デニーロの Acting Session に参加。自 らの演技ク ラスを開設。米国で成功を夢見 る日本人俳優の育成に力を注ぐ。2015 年 「 The Waiting Room」東京公演。翌年、池袋 GREEN THEATRE で「 THROWN」公演。ロサンゼルス在住。
   
           


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