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ふたつのバンド越しに見ると、違って見えた90年代後半
中学生の頃からGLAYが好きです。
それはもう、全部の楽曲ひとつずつのエピソードを語れるくらいに。HISASHIさんモデルのギターを買うほどに。
義母が数年前からエレファントカシマシにハマってます。
その影響で、妻の実家に帰るとよくエレカシの映像を一緒に観たり、本を借りて読んだりしています。
1994年のデビューから順調に売れて97年には人気バンドになったGLAY
1981年にデビューするもなかなかセールスには恵まれず、97年ついに「今宵の月のように」がヒットしたエレカシ
ふたつの対照的なバンドです。
エレカシではこの曲が好き。一見荒々しい曲調ですがものすごく繊細で、宮本さんの人柄を感じます。
GLAY側の90年代後半
90年代後半のGLAYは曲を出せばミリオンヒット、オーディオ製品からお菓子のCM、ドラマのタイアップ曲、飛行機にラッピングまでされて果ては20万人ライブ。社会現象と呼べるほどの売れ方でした。
でも実はその時期はファン達も後から知ることになるGLAYにとって一番の暗黒時代でした。「終わらない夏休み」のつもりで始めたバンドが想像を超えて大きくなりすぎて、自分たちの本当にやりたい事とどんどん離れていく時期。(さらに事務所からの多額の未払いなどもあり、その後独立につながります)
1999年夏の20万人ライブが終わり、年末のレコード大賞をもらって人気絶頂のときに解散しようというところまで追い詰められた状態でした。
エレカシ側の90年代後半
それとは逆に、エレカシの宮本さんが当時を振り返っているインタビューを見て、当時のGLAYについて語る場面がありました。
エレカシはなかなか世間に受け入れられず、紆余曲折あってやっと1曲、自分たちの曲を浸透させることができた時期。なのに音楽番組で一緒になったGLAYは華々しく自分たちのやりたい音楽をやってヒット曲を連発している。それを見て心が折れそうになった、と。
今までGLAY側の事情しか知らなかったので、宮本さんのこの話を知った時に驚きました。ああ、業界にいるプロからもそう見えてたんだ。この2バンドはプロデューサーが一時期被っていた(故 佐久間正英さん)にも関わらずほとんど接点はないはずなので宮本さんは知らないと思いますが、GLAYのギターのHISASHIさんは昔からことあるごとに「エレカシのようなバンドに憧れている」と語っています。
隣の芝生は...と言いますが、これだけ成功したと言えるバンド同士でもそうなんだなと。そして解散せずに長年続いているふたつのバンドはどちらも、今は確固たる自分たちの道を進んでいるのがものすごくかっこいいです(語彙力)
GLAYで一番好きな曲。2021年にもなって好きな曲が更新されるのが嬉しい。
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