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映画雑記『のび太の小宇宙戦争』
ただの書き散らしです。ご容赦ください。
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○せっかく出木杉くんが出て来たのに、パピが絡んでからパピ包囲網に加わることもなく、すぐに退場してしまった……出木杉くんとドラコルルの夢の対決が見たかったわ(!?)
映画の邪魔になるようなポンコツなのはわかってても、出木杉くんより先に呼ばれてるのはのび太ってとこから関
歌詞感想文・和訳『September in the rain』やまない雨に思いを寄せる
September in the Rainについて 1937年に映画音楽として作られた曲です。サラ・ヴォーンなどにカバーされ、現在ではジャズ・スタンダードとして広く知られています。
以下のリンクはジョー・スタッフォード版です。歌声は艶っぽくて重厚なのですが、ゆるやかにスウィングするパーカス運びが軽快でもあり、ぽつぽつと降る雨の情景を思い起こします。
やまない雨 最初に9月の景色を思い出すときに
スローモーションで歌え
スローモーションで歌え。
スローモーションで歌いましょう。
定期的に言っています。
たとえばテンポ140くらいの曲。100くらいでねっとり歌ってみましょう。メトロノームを使うとなお良いです。
すると、歌の解像度がぐわっと上がります。一手一手考えながら体を動かせるからですね。引き伸ばすと、自分の声のいいとこも悪いとこもわかりやすくなっちゃいます。
「ここの巻き舌は一拍待ってからのほ
人に期待することについて
人に期待する方か、しない方か、と言われれば、しない方だと思う。
周りに人が少ない思春期を過ごしてきたので、人と協力するという発想が希薄である。コンフント(フォルクの演奏グループ)リーダーになればフルスコアを作って共有し、日程調整や場所の確保も徹底してやる。高校時代、演劇部が何度も崩壊する中では、役者以外を全てやった舞台や、役者も込みで全てやった舞台を経験している。デートプランを考えるのが上手
恋愛についての現在の所感
24歳にもなると、ろくな恋愛の話を聞かなくなった。
マッチングアプリを嗜む友人たちと話す機会があった。出会った東大男に「お茶大は男を不快にさせない程よい学歴だ」と言われた、という話があがり、本当にそんな奴がいるのかと心底驚いてしまった。そんな友人たちも出会った男たちを属する企業名で呼ぶなどしていた。他の情報が少ないとなるとどうしても地位が選好ルールの優位に立ってしまうのだろう。また、すぐ出会
榎本博明『〈ほんとうの自分〉の作り方』感想② 自己の確立・安定には悩み相談
前回までのあらすじ・"ありのままの自分"を"自分の納得する自己物語にしたがって生きる自分"と定義する
・生きづらいときはこれまでの自己物語を書き換え、都合がよくて生きやすい自己物語を採用してみよう
"自己物語"を確立するには 自分が何者であるかわからない、果たすべき役割を定められないといういわゆる"アイデンティティの拡散"は、本書の文脈では自己物語が不安定になっている状態を指す。
自分の可
榎本博明『〈ほんとうの自分〉の作り方』感想① "ありのままの自分"なんて存在しない
前書き 私はオースターのNY三部作を溺愛している。これらは端的に言えば、自分と他人の境界がなくなっていくさまを探偵小説仕立てで書いた作品群である。
これは現実の世界でもしばしば起こりうることで、人は赤の他人に影響を受けて自殺さえしてしまう。1903年には投身自殺した青年・藤村操の遺書が反響を呼び、多くの自殺者が現れたことで彼が身を投げた華厳の滝が自殺の名所となってしまったという話もある(自殺の
『時間のかかる彫刻』感想 理屈屋の救済
前書き 私は考えるのが好きだ。なんにしたって戦略を立てたり、分析したりしてみたい。本質を知りたい。
その一方で、考えることに囚われてしまうことがある。多くの要因を意識できるということは、必要以上に多くのものに縛られるということでもある。暗闇の中を怪我をしないように進もうとして、ありもしない障害物を避けて必要以上に身を縮こまらせているようだ。そのうちどこにも行けなくなってしまいそうな恐怖すら感じる
音楽と感情と理性について
高校生ぐらいまで、自分は音楽を奉じる人間ではないと思っていた。耳に物を入れていいときは常にイヤホンを入れて何かを聴いていたし、音楽の授業も取れるだけ取っていたが、それでも。
だから、しばしば親や学友に「感情がこもっていない」「(恋の歌なのに)恋をしているように見えない」と言われても、足掻くこともせず、真意を掴むこともできなかったのである。
今日は久しぶりにカラオケに行った。フリータイムで6