
【衝撃】 ドイツ人友達の誕生日祝ったら、ブチギレられた話。
みなさん、ぜひ覚えておいてください。
ドイツには 「誕生日より前にお祝いしてはいけない」 という文化があります。
…これを知らなかった私は、やらかしました。
「HAPPY BIRTHDAY!」とニコニコしながら言った瞬間、
友達の顔からスッと笑顔が消え、次の瞬間「…やめて?」 と言われたのです。
完全にトラウマです。はい。
そんな私の「誕生日お祝い失敗事件」についてお話しします!
ドイツ語学習に付き合ってくれたことがきっかけで、毎週末遊びに行くほど仲良くなったJちゃん(ドイツ人女の子)。
そんな彼女の誕生日が近づいていることを知りました。
でも、誕生日当日は予定が合わず会えない…。そこで、前日にカフェで会う約束をしました!
ちょっとしたお祝いがしたくて、カフェでご馳走し、ささやかなプレゼントを渡しながら「お誕生日おめでとう!」と伝えました。
…その瞬間、Jちゃんの表情がパッと変わったんです。(今でも忘れられない、彼女のまん丸の目。)
さっきまで楽しそうに話していたのに、急に笑顔が消えて 「え、やめて?」 と険しい顔に。。。
「えっ…なにかまずいこと言った?」 と、状況が掴めず固まる私。
するとJちゃんが、怒りを抑えたような口調でこう言ったんです。
「誕生日を迎える前にお祝いするなんて、ありえない!」
…え?どういうこと!?
私の脳内、?ばかりで、頭皮から足先まで、暑いような寒いようなすごい体感温度になったのを今でも覚えています。
実は、ドイツには 「誕生日より前にお祝いすると、不幸が訪れる」 という迷信があるんです。
これは日本の「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」や「箸を立てると不吉」といった言い伝えに少し似ています。若い人の中にはあまり気にしない人もいますが、多くのドイツ人はこの迷信を信じています。
この迷信の背景には、いくつかの理由があると言われています。
① 不幸を招く
ドイツでは、運命や縁起を大切にする文化があります。
誕生日は 「新しい1年のスタート」 ですが、まだ誕生日が来ていないのに先にお祝いすると、 運命の流れを乱し、不幸を招く という考えがあるのです。
② かつての死生観の影響
昔のヨーロッパでは「誕生日を迎えるまで無事に生き延びられるとは限らない」という考えがありました。医療が発達していなかった時代、人々は 「明日、何が起こるかわからない」 という不安を常に抱えていました。
そのため、 「まだ誕生日が来ていないのに祝うのは不吉」 という価値観が根付いたとも言われています。
③ 「誕生日は迎えるものであり、待つもの」
ドイツでは「誕生日は、迎えた瞬間から意味を持つもの」と考えられています。
だからこそ、まだ来ていない誕生日を前祝いするのは、自然の流れに反している という考えがあるのです。
若い世代を含め、迷信をあまり気にしない人も増えてきているとのことですが、公式な場では前祝いは避けるのが一般的 とのことです。
例えば…
・会社や学校でも「誕生日より前にお祝いするのはNG」
・ 親しい友人でも「前祝い」をすると不機嫌になることがある
・ 大きなパーティーを計画する場合、誕生日当日かその後に開催するのがルール。こうしたことは、ドイツでは暗黙の了解として守られているルールのようです。
話は戻りますが、
実はJちゃんにとって、その年はあまり良いことがなかったらしいんです。
だからこそ、「新しい1年は良い年になりますように!」と強く願っていました。
そんな中で、私が前祝いをしてしまったことで、
「不幸が訪れるかもしれない…!」 と、本気で怒ってしまったとの事でした。
彼女が説明をしてくれた後すぐに、日本にはそのような迷信がないこと、そして私が無知だったことを伝え、なんとか和解をしました。知らなかったとはいえ、誕生日前日にJちゃんを悲しい思いをさせてしまったことに、私もとても悲しくなりました。悲しむJちゃんと、その姿に悲しむ私。カフェにいる二人の空気がどんなものだったかは、皆さんのご想像にお任せします。笑
その後、彼女の誕生日を過ぎた後に、改めてお祝いをし、無事に仲直りをしました!そしてJちゃんは今でも仲の良い友達の一人です。
皆さんもドイツ人のお友達のお誕生日をお祝いする際は、ぜひ以下の点を心がけていただけると、私が経験したトラウマが少しでも皆さんのお役に立つのではないかと思います。
⭐️ 事前に「おめでとう」と言わない!
⭐️ お祝いパーティーはお誕生日当日以降に設定する!
文化の違いって、本当に興味深くて面白いなと感じました。
しかし、無知が原因で大切な友人を失いそうになったことは、良い教訓になりました!
まだまだドイツで起きた私のハプニングストーリーはたくさんありますので、また後日皆さんにお伝えできるのを楽しみにしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
次回のブログもお楽しみに!
もしまだドイツ式のお誕生日祝いについて読んでいない方がいらっしゃったら、ぜひこちらもご覧ください!