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伝説の英語テキスト
まず基本の型を作る
前回の記事では私が音楽大学出身であることをお話ししました。そして、語学の勉強にも「基礎練習」があれば良いのにと思っていた事までお話ししましたね。
何かを習得するには訓練は必須です。スポーツ選手なら筋トレや持久走、ピアノなら指の練習、金管楽器ならロングトーン、歌手ならボイストレーニング、美術ならデッサンでしょうか。そこには「面白み」みたいなものはあまりありませんし、「苦行」ととらえる人も多いでしょう。でも、基礎能力を育むには欠かせない練習ですね。日本語が母語である私達には英語を話すことにおいても基礎訓練が必要だと思うのです。同じような文章を何度も言うなんて、正直つまらない。でも英語を話す基礎体力はつきます。他にも色々効果的な練習法はあると思いますが、この反復練習は本当に効きます。筋トレというよりは「脳トレ」ですね。
このセイドーメソッドでは完璧なカタチでこの「脳トレ」を実践する事が出来るのです。
私の留学先のピアノの恩師は「基本に忠実に」という事にとても厳しい方でした。「楽譜に書いてあることは必ず守れ。それが演奏するときの第一条件。これが出来ない人間に限って「個性」がどうとか言いだすんだよ。個性云々言う前に基礎を構築せよ」常々そう言われたものでした。これは英語にも当てはまると思うのです。まず基本的な型を徹底的に習得する。そこはある意味、機械的でもOK。基礎がしっかりしていれば、後は自在に話せるようになってゆく。土台がしっかりしていれば、その上にいくらでも高いビルが建つのです。
効果は絶大
私たちの学院ではこのセイドーから受け継いだ練習法を実践しています。スゴいなと思うのは、この訓練を受けた生徒は初心者でもちゃんと英語の語順で文章を組み立てる癖がつく事。日本語的な発想が邪魔をして変テコな言葉から話し始めてしまい後が続かないなんて事は殆どありません。
この練習法、昔は軍隊の語学訓練にも使われていたとらしいと聞いたことがあります。速攻で話せるようになるには1番手っ取り早い方法なのでしょうね。
未だに問い合わせが!
セイドー外語学院が実質閉校してから既に長い月日が経ちました。最近、私たちの学院にこんな問い合わせが。「昔、セイドーで英語を学びました。そんなに長くは続けられなかったのですが、あの時の教科書が凄かったといまだに忘れられません。何処かで手に入りませんか?」ホームページには私たち講師がセイドー出身である事が記されているので、きっとそれで検索に引っかかったのでしょう。残念ながら講師陣が退職する時に1組ずつ貰い受けたものしか手元には残っていませんのでその由お伝えしました。実はお問い合わせはこれが初めてではありません。そんなに頻繁ではありませんが、時々同じようなメールを頂きます。それ程までに強烈なインパクトを多くの方々に与えたのでしょう。私がこの本たちに出会った時の衝撃は本物だったと改めて思います。
次回はこの本の効果と「Practice」の意味についてお話しますね。
お読み頂きありがとうございました😊