残さない余さない最後まで‥
今年も残すところあと3日。(本日12/28土曜)
心残りが無いように今日はイベントを2つ。
ひとつは初めての読書会の参加。
SMSで偶然フォローし合った秋田県で読書会を月1〜2回開催している”読書会あなたと推し本”さんがホストをつとめる読書会にはじめて参加した。
慣れないzoomでセッティングする。
なぜか僕だけ顔見せなし、の映像。
何回も弄ってもよく分からず結局無顔のままでの出場となってしまった。
14:00からはじまる。
スタートは少なくポスト含め4人での参加だ。何人かは都合が悪くなったらしい。
女性が3人。
男は僕ひとりだ。自己紹介がはじまる。
今回ははじめての読書会だった為、聞くだけのエントリーだったが、結局皆んなと一緒に自己紹介をし、自分が薦める本を紹介し、質疑応答に答えるまでやってしまった。
結論。
”楽しかったぁ”
何が楽しいか?って?
そりゃぁ。本好きが集まるのだもの。本へ対してもの愛情もそうだけど、ひとりひとりの愛情がこもった本をプレゼンするのだもの、そりゃあこちらも欲しくなり読みたくなって当たり前なのだ。
そして、その内容に突っ込んだ意見を言うと。
そこからまた、プレゼンした人の世界が、別の人の世界が加わり余計に広がった感覚となっていく。
プレゼンした本人も、「あぁ。そんな見方があったんだ」と発見にもなる。
とりあえず今回の4名様の勧めた本の紹介をする。
本のジャンルは広く、読む人はそれぞれのジャンルで好みは違えど、こうやって目を輝かせて説明されると読みたい興奮が湧いてくる。それは同じ本好きが奏でるsoulだね。
もうひとつは、ライブハウスでのライブを観に行ったことだ。
ライブハウスなんて何年振りに入っただろう。
懐かしい青春の匂い。
八戸市に2017年から出来たライブハウス「For me」
はじめてこの場所をスマホで検索した。
見つけた。
音に気を使うようにビルの地下にそのライブハウスはあった。
コンクリートで暗く無機質な階段を降りていく。
まるで蟻になった気分だ。
同じ会社の若い子が初めての1stアルバムを出した。その記念となるギグをするという。
久しぶりのライブハウスだ。
懐かしいこの感じ。
大学生の時には各ライブハウスにハマり、地方から東京までよく行ったものだ。その時はただひたすらかっこいい音を探していた。
これから世の中をひっくり返すような勢いのあるバンドを探して。
大きい声を出さないと会話ができない。
狭いホールに100人ぐらいびっちりとひしめきあっていた。ひどい湿気と熱気だ。
係の人に聞いて「よい」というので、スマホで写真を撮ろうとするが、あまりの湿気で画面が反応しない。
それでも何回も挑戦し、撮った写メがこんな感じ。
大半は若い子だ。
安心した。
昔と変わらず音を求めてライブハウスにくる若者もいるのだ。と。
スマホや動画配信、PCの世の中に変わり若者は外へあまり出ないものだと決めつけていた。
こうして一曲一喜にはしゃぐ若者を見てこちらもまだまだ、と元気をもらった。
ノリに身体が自然と動く。若い時の自分に返ったようだ。80年代の歌手にかけるような掛け声をする輩もいる。時代は少しずつ戻っているのかも知れない。
会社ではあまり言葉を発しない彼のMCは会社にいる時と比較すれば、1ヶ月分ぐらいは喋っている。
「喋れるじゃん」と僕は口にし、彼を日々動かしているのは音楽があるからだな。と再認識した。
彼は音楽活動を趣味。と言った。
彼らの趣味は曲をつくる度、ライブをする度にどんどん良くなっていっている。
期待したい。
あっという間の10曲だった。
帰りにCDとステッカーを買った。
CD自体買うのも懐かしかった。
早く帰って聴きなおしたい。
そんなウキウキ心が待機中のワクワク気持ちが発生するのもCDの良さかも知れない。
今はスマホひとつですぐに音楽も聴ける。
流しっぱなしで聴き捨ての音楽。
それは本当の音楽ではない。
本当の音楽とは、絵画や映画のように自分の情景が目に浮かんでくる。音楽と目の前の景色の瞬間が合致した瞬間は涙さえ出る。音楽を聴き、昔やふと思い出した友人を振り返る。
リズムやテンポで心が躍動する。そんな音楽を音楽と言いたい。
ライブハウスなんて観客との一体感がヤバい。皆んな他人なのに話しかけれる不思議さ。
CDとは違う生音の良さ、グルーヴ、ボリューム。
音楽は鳴らす場所が違うと生き物の様に姿も変える。
好きなものはカタチを変えずっと心に伝わっていく。
ずっと続ける。
それは自分の好きなものをはっきりとしたカタチにする最終型の自己紹介だ。
今自分は何になりたい?
それはずっと続ける過程にある。
イメージはある。
好きなこともしている。
あとは継続するだけだ。
彼の演奏を聴き彼の変わりゆくカタチを何となく安心して目撃できた。
それが嬉しかった。