130年も前から今に至る建物を訪ねて
gallery田中。
ほんとは〝田中〝の向かいにある饅頭屋さんに用があった。
GWの2日目。
子供の野球試合後の帰り道についでに寄った饅頭屋さんのお向かいに偶然見つけた手作りの看板〝gallery田中〝。
南部町にある「殿様饅頭屋」で饅頭2個と鷄と煮干しだしのとろろそばを食べて帰りぎわにお店の人と雑談を交わしていたら「お向かいも今日丁度展示会中ですよ」との事。
入り口脇の綺麗な桜に目を向けるとそれよりも頑丈そうな風情がある全て木造の建物が気になった。
「なんだアレ?なんかすごい」
饅頭屋の店員さんに、せっかくだから言ってみます。
と声をかけ、お向かいの〝gallery田中〝へと行ってみる事にした。
建物に入る前に自ずと庭へ引き込まれる様に進む。
行き当たると素晴らしい庭のお姿があった。
庭を見ただけで腹いっぱいになったが、建物の玄関を見つける時今度は早く建物の中を見たくて惹きつけられる。
さぁ
入るぞ。
薄暗い渡り廊下を渡ると
年代物の置物やラグやインテリアが並ぶ。
値段も付いていて購入できるようになっている。
この建物に合いそうなものを海外からセレクトして飾ってある感じだ。センスもいいが殆どが年代ものだ。
古い建物なのに何故だろう。
斬新で新しく見える感覚は。
それは障子や高い天井、渡り廊下や納戸。。昔あった普通のものはもう過去のものであり、今の私達の身の回りには無くなった者たちだからか。
人通り建物の中を物色し
渡り廊下から外の景色を眺めるとまた違った庭の顔。
ほほう。
庭というものは家の中から見える顔と
家の外を散歩しながら見える顔と
両面から楽しむものなんだ。
帰り際に家主が身に付けているネックレスが素敵です。という話をしたら
「このネックレスは200年前の石のネックレスです」
という。たまに販売もされている。
中には何千年も前の石を使ったアクセサリーを出す時もあるという。
過去の石からもらうエネルギー。
まぁこればっかしは信じるものと信じない者とで別れる物かな。
とっても良いものを見させていただきました。
たまに来たい。とオーナーに声をかけたら葉書をくれた。1ヶ月に一回ぐらいの頻度で何かしらのイベントやってるから来てね。と言ってくれた。
その都度イベントの葉書を送って欲しいので住所録に名前を記した。これで何かしらの情報が入ってくるだろう。久しぶりに胸踊る建物を目にして楽しい昼時を過ごせた。
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