共鳴装置
何か特別な朝の気配。
それを感じることは皆もあるだろう。
受験で合格した日の朝
はじめての社会人の朝
子供が産まれた朝
スポーツで大きな大会を勝利した朝
自分にとって大切な人を失った朝
彼氏彼女ができた朝
住む場所が変わった第一日目の朝
特別な仕事をやり遂げた次の日の朝
今朝はそんな朝を迎えた。
特に僕にとって、特別な朝ではなかったが、
今朝は間違いなく、そういう朝の気配だ。
外の気配を今度は自分に向ける。
身長が伸びた感じ
吸い込む空気がいつもより新鮮でおいしい感じ
身体がよく動く感じ
頭が冴える感じ
食欲がいつもより湧き上がる感じ
うむ。何だか違うぞ。
気分じゃなく
朝の色んなものが空っぽの状態であるから”吸い込めるもの”
今朝の僕の”吸引力”は強い。
こんな朝は一年に一度あるかないかなような気がする。
何かがスイッチになった。
何かが。
思い当たる節は”ひとつ”しかない。”アレ”だ。
僕がつくりだしたものではない。
偶然”掘り出されたもの”と
偶然”共鳴した”エネルギー。
相性が良すぎて一個体が発するエネルギーに満ち溢れている。
それはおそらくもう一個体もそうだろう。
距離をも超えてエネルギーは一本の線となる。
そのエネルギーをはみ出さないよう、
跳ね返さないように、素直なままで受け入れる。
”共鳴”にはお互いの信頼が要となる。
映画オッペンハイマーを観たからか、そんなことを考えた朝。
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