将棋界の「天才」はどのように育ったか? (上)
こんにちは!
将棋界で初の7タイトル独占(七冠)を達成した【羽生善治】さんを
ご存知ですか?
(藤井くんは知っているけど、羽生さんはあまり知らないなー)
(将棋詳しくないけど、何かすごい人だってことは知ってるかな?)
では、この「将棋界のカリスマ」どのように育ってきたか興味
ありませんか?
ストーリーを読んでいると「へぇ、意外だな」と思う所が多々
ありますので、対話式で羽生さんのお言葉をお借りしながら
お伝えしますね。
~将棋を始めたのは?~
「小学校1年生です。」
~小学校の時の得意科目は「算数」とお聞きしました~
「小学校2年生から中学3年生まで、公文式をやっていました。
当時、(ドラえもん)が始まる前まで公文の宿題をやり、番組
が始まったらテレビを観るというのが日課でした。」
ちなみに当時ドラえもんは月~土の18時50分~19時まで毎日放送
されていたようです。
~小学校ではあの(サッカー漫画)に影響されてよくサッカー
で遊んでいたようですね~
「流行りものは一通り遊びました。ルービックキューブ、ヨーヨー
とか。休み時間は【キャプテン翼】が流行り始めた頃だったので、
20分休みや昼休みは外でサッカーでした。
クラブ活動の週1回以外は将棋はやりませんでした。」
ここでいよいよ将棋をじっくりやるタイミングが来ます。
~将棋をじっくりやる「きっかけ」は何だったのですか?~
「週末の買い物ですね。実家が街から離れていたので、週末になると
家族で1週間分の買い物に出かけていました。その時、私は地元の
将棋道場で将棋を指して、買い物が終った頃に家族が迎えに来たら
帰るという、そういう生活だったんです。
だいたい3,4時間くらいですね。」
~「これは面白いぞ」と思う感覚はありましたか?~
「よくわからないけど、面白い」と思いました。
しばらくやっても全然コツがわからなかった。そのことが
夢中になるきっかけだったのかもしれません。
ゲームは何度もやっていくと勝ち方もわかり、次第に飽きて
きます。でも将棋はありませんでした。
【負けても面白い】ところがありました。」
「何段を目指す」という目標は特に無かったようです。
~何段を目指してやるとかそういうのはあったんですか?~
「それはなかったです。何段になるとか、何級になるとかという
気持ちはまったくと言っていいぐらいなかったです。
ただ【駒を動かしているのが楽しかった】というのが一番
近い感覚でした。駒を動かす中で、新しい発見があり、今まで
と同じはずの盤上がまったく違って見える。そんな経験は新鮮
で面白いと感じました。」
~内的喜びが大きかった?~
「次に進んでいくという時にわかったという(手応え)みたいなものを
得ることが、すごく楽しかったんです。」
今回はここまでにしますね。
次回は羽生さんが熱中できた理由、環境的要因を「2つの理由」
を通してお伝えします。