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神戸電鉄5000系を98年のダイヤから見る。
2024/1/26(金) 待ちに待った模型が発売されました。
神戸電鉄2000系/5000系です。
2000系は91年に登場した抵抗制御の電車
5000系は94年に登場した2000系とほぼ同一車体のVVVF制御の電車です。
![](https://assets.st-note.com/img/1706608872445-NQ3PvlVV7G.jpg?width=1200)
これらの電車はデ800形やデ300形、デ1000形といった当時非冷房であった大型車第1世代の車を置き換えており、神戸電鉄の近代化に大きく貢献しました。
今回発売された製品の時代設定は2000系と5000系で異なっています。
【5000系】
・旧塗装
・戸閉センサ無(ワンマン化前)
以上の特徴から、登場時の1994年からワンマン化改造が終わる2004年頃までの仕様と分かります。
【2000系】
・新塗装
・ハロゲンシールドビーム灯
以上の特徴から、2000系の塗装変更が始まった2011年から、LED前照灯に換装される2017年11月頃までの仕様と分かります。
![](https://assets.st-note.com/img/1706606860123-vO0MLVAkfF.jpg?width=1200)
かつて運転台に設置されていた車番と共に
今回の記事は前者 5000系 について 5000系限定運用が誕生した98年当時のダイヤを通して見ていきます。
1998年3月22日改正
特快速/快速が最高速度80km/hに向上、4ノッチ使用に伴う5000系限定運用の誕生
岡場〜田尾寺の複線化と車両増備伴う区間列車の増発
有馬・三田線系統で運行されていた特急が下位種別に格下げされる形で消滅
粟生線系統の快速が消滅
以上が主な内容です。
この改正から特快速/快速は最高速度が向上。
これに伴い、4ノッチ/定速運転装置が使用出来る5000系の限定運用が誕生しました。
では当時、5000系がどのような運用に入っていたのか
優等運用
日中時間帯
区間運転列車
以上の3つの観点からまとめましたので見ていきます。
1.特快速/快速の運行ダイヤ
![](https://assets.st-note.com/img/1706608668750-9M6thSPHpC.jpg?width=1200)
5000系限定運用の 特快速/快速 一体どれくらいの頻度で走っていたのか、以下にまとめました。
【特快速】
4002S 三田06:55→新開地07:46
4004S 三田07:12→新開地08:02
以上の上り2本が該当します。
【快速】
[上り]
4006 三田08:44→新開地09:34
4008 三田12:23→新開地13:13
4010 三田14:53→新開地15:43
4012 三田15:38→新開地16:28
4014 三田16:55→新開地17:45
[下り]
4001 新開地12:16→三田13:10
4003 新開地15:33→三田16:25
4005 新開地16:50→三田17:42
以上の上り5本、下り3本が該当します。
特快速は現在と同じように朝ラッシュ上りのみ運転、快速は日中時間帯に運転されていました。
当時の5000系限定運用は8運用と推測していますが、このうち7運用に特快速/快速が絡んでいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706608932690-5kgyKDmF8K.jpg?width=1200)
2.日中時間帯(9時頃〜17時頃)に主に走っていた区間について
![](https://assets.st-note.com/img/1706608477841-Cb05zsJs1o.jpg?width=1200)
現在は公園都市線を除く全線で定期運用を持つ5000系、98年当時はどうだったのでしょうか?
5000系限定運用と推測される8運用のうち
1運用は有馬口〜有馬温泉ピストンの後有馬・三田線
4運用は有馬・三田線
3運用はラッシュ帯のみ運用
そう、5000系の主な活躍の場は有馬・三田線であり、粟生線には日中時間帯には基本は入線していません。
それもそのはず、98年当時 5000系を含む4連以上の編成は粟生線志染〜粟生は入線不可でした。
そのため、粟生線の運用で幅を効かせていたのは、増解結ができる1000系列3+2の5連運用です。
![](https://assets.st-note.com/img/1706609738616-OtumzNsTYF.jpg?width=1200)
これは抵抗4連運用でも同じで、当時は固定4連が粟生線日中時間帯に定期運用を持っていません。
「代走だからセーフ」は通用しません。南無。
以上のことから、1998年3月改正当時の日中時間帯の主な行先は
準急 三田/新開地
普通 三田/新開地
この4種となります。
3.区間運転列車について
![](https://assets.st-note.com/img/1706608247223-iejEVeih5c.jpg?width=1200)
当時の神戸電鉄でも、全線にわたって運用される列車の他に 西鈴蘭台〜新開地 や 谷上〜新開地 等の短区間で運用される列車が存在しました。主な運転時間は朝 夕ラッシュ帯ではありますが、今とは運転頻度が違う行先もあります。
普通 鈴蘭台 設定多数
普通 西鈴蘭台 設定多数
普通 谷上 設定多数
普通 有馬温泉 設定多数
普通 志染 337 339 の2本設定有
普通 岡場 85 新開地23:20→岡場24:00
準急 鈴蘭台 設定多数
準急 志染 2325 新開地21:51→志染22:29
その他 抵抗4連運用では準急 谷上行の設定がありました。
準急 谷上 2701 新開地6:59→谷上7:22
これなら「代走だからセーフ」が通用します。
![](https://assets.st-note.com/img/1706609757475-ixlX0OrtXm.jpg?width=1200)
以上、3つの観点から、98年当時の5000系の運用について見てきました。
鉄道コレクション自体の詳細については、各々が紹介しているかと思いますので、少し違った目線で…と思った次第です。
これらの情報が模型加工において役に立つ瞬間というのは、恐らく行先のステッカーを貼る時くらいかと思いますが、この記事が皆様の趣味活動におけるお力になれれば幸いです。
時間があれば、91年や95年等のダイヤ改正のほか、2000系についても、製品の時期である2011年〜2017年頃のダイヤを通して見ていきたいと思いますが、ちょっと何時になるかは保証できません。
気長にお待ちいただければと思います。
今日は まぁ こんなところで。
![](https://assets.st-note.com/img/1706609803551-QSFK7dOt19.jpg?width=1200)
【参考文献】
鉄道ピクトリアル 2001年12月増刊号(No.711) 特集:山陽電気鉄道/神戸電鉄
【資料提供】
ポートピア
【協力】
すずらん会編集部