巨大獣ガッパ
父からお薦めされたアマゾンプライムで見られる大怪獣もの。
監督は野口晴康という方。
日活の大作だとおすすめを受けて騙されてみたが学芸会の様な棒読みとガッパのチープなデザインに呆然。
まあ、古い映画というのであまり期待はしていなかったが同年代の「ゴジラ」や「ガメラ」、「キングコング」と比べてもお粗末だなと思うのが残念。
確かに戦闘シーンやセットのジオラマはとても細やかに作られているし、爆竹の派手さは評価できる。
だが、俳優と子役のわざとらしい演技や棒読みさがとても気になる。
日活の映画といえばエヴァとか冷たい熱帯魚とかヒューマンドラマ溢れる映画が物々しいなと思うくらいに期待してた節はある。
だが、映画というのは娯楽を提供するという点ではこれも一種の娯楽なんだろうと思うのです。
まあ、俳優の棒読み(特に子役の演技)が鼻につくがシナリオも可もなく不可もなくという展開というのは評価できる。
そんなガッパのシナリオはある研究員がオベリスク島という島で怪獣の子供を実験のために日本に連れ去ってしまうというところから始まり、それを怒ったガッパの群れが熱海に上陸して日本を席巻するという怪獣ものではスタンダードなシナリオでした。
怪獣ものの化学者が子供や卵を連れ去るというのはモスラやガメラと言った映画で使い古されたものだし、子供がその怪獣の幼体を親に返せというのは見飽きた展開だ。
そして幼体を返したらあっさり引き返すというのももはやお約束という展開なのかというくらいまんま一緒。
近年のシンゴジラやシンウルトラマンの様に人が起こした失態は一筋縄では解決できないという終わり方の方が問題提起としても考えさせられるし、何より物語の奥行きができるのが面白いところだと思うのだ。
皆さんはどちらが面白いかは視聴者に委ねるものだと思うが面白くないものにも評価すべきだと私は考えるのだ。
本日の記事はここまで今日はここまで。
また明日の記事でお会いしよう。
ではまた明日。
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